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中部国際空港(ちゅうぶこくさいくうこう、)は、愛知県常滑市沖の伊勢湾海上の人工島にある国際空港であり、空港法4条1項で法定された拠点空港。愛称はセントレアで、略称として中部空港〔NHKではこの略称を使用している。〕、中部と言われることもある。時刻表や発着案内では名古屋(名古屋空港(小牧)と明確に区別する必要があるときは名古屋(中部))と表示される。 == 概要 == IATA空港コードはNGOで、開港前に名古屋空港(通称:小牧空港)で使われていたものを継承している。長距離国際線などにおける着陸前の機内アナウンスでは、乗客に対する英語での空港呼称は正式に限定されている訳ではない為、正式名称である「中部国際空港」と呼称してから着陸する。日本国内に籍を置く国内航空会社以外の路線では、それぞれの航空会社によって「NAGOYA」や「CHUBU International Airport」もしくは「Centrair International Airport」 などと乗客にアナウンスされる。2015年夏ダイヤでは、定期国際線は旅客便週296便、国内線1日最大77便、貨物便は週28便が就航する。 愛称の「セントレア (Centrair)」 は、英語で「中部地方」を意味する"central"と「空港」を意味する"airport"を組み合わせた造語で、一般公募の中から選ばれた。商標として登録されており(商標登録番号:第4566713号)、空港内の施設の名称や空港島の地名にもなっている。また、英語での正式名にも使用されている(日本初)ことから、航空交通管制における当空港の呼出名称にも使用されている。 国際空港評議会 (ACI) による年間利用者数500万から1,500万人の国際空港評価では2005年から4年連続の世界1位。2009年は4位、2010年は2位となったが、2011年からは2年連続の1位となった。 年間利用客数は、国内5,399,296人、国際4,503,058人(2014年度)〔。愛知万博開催に合わせて開港し、開港景気もあった2005年度の年間利用客数1,200万人超をピークに、2008年のリーマン・ショックに加え、2010年に日本航空が会社更生法の適用を受ける等の影響による路線縮小・撤退が相次ぎ、底となった2011年度は900万人を割っていたが、LCCの就航や訪日外国人旅客の大幅増により回復傾向にある。 2014年度の実績では開港当初の80%水準となる990万人まで回復した。 愛知県の貨物については、約3割が中部空港利用である。 2007年8月の関西国際空港二期工事限定供用後は、成田国際空港および関西国際空港がそれぞれ滑走路2本となっているのに対し、中部国際空港は滑走路1本であり競争条件として不利であると中部国際空港株式会社や地元財界は考えており、二本目滑走路整備事業の実現を強く求めている。2015年初頭から、中国からの日本観光ブームも追い風となって、複数の路線を新設及び再開した中国東方航空や中国南方航空などの他、春秋航空などの海外LCC航空会社の本格進出が始まり、日本の中部北陸9県の自治体、観光関係団体、観光事業者等が協働して国内外への広報活動を行っており、徐々に認知度を高める事に成功している三重県の伊勢神宮や、岐阜県の飛騨高山への南北観光ルートをイメージした中部北陸圏広域観光プロジェクト「昇竜道」構想具体化の時期が重なり、この年からヘルシンキ線を増便したフィンランド航空などの欧米線も含めて、中部空港から日本に入国する外国人入国者数は前年比30%程の急増が続いており、建設工事着工が延期されているLCCターミナルと併せて、第2滑走路建設の早期建設の必要性を指摘する業界団体は存在する〔〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中部国際空港」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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