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串田彗星（くしだすいせい、144P/Kushida）は、1994年に発見された短周期彗星。比較的明るいため、好条件で回帰した場合は小望遠鏡でも観測できる。 == 発見 == 八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男は、彗星パトロールカメラ(10cm f/4.0）で1994年1月9日4時過ぎ（JST）にろくぶんぎ座を撮影したネガの端に写っている新天体を発見した。発見時のイメージは13等級の恒星状で中央集光が強く、1～2分角のコマがあった。 同日20時過ぎ（JST）に串田より発見報告のFAXを受け取った中野主一は、串田と再度連絡を取った上で21時に中央局へ報告し、日本国内の観測者らによる確認観測を経て1月9日（UTC）発行のIAUC5918で新彗星発見が公表された〔http://www.cbat.eps.harvard.edu/iauc/05900/05918.html IAUC 5918: 1994a〕。 暫定放物線軌道が計算された後〔http://www.cbat.eps.harvard.edu/iauc/05900/05919.html IAUC 5919: 1994a; 1993aj〕、1月13日までの追跡観測により短周期彗星であることが判明した〔http://www.cbat.eps.harvard.edu/iauc/05900/05922.html IAUC 5922: 1994a; N Cas 1993〕。発見後1ヶ月間に報告された精測位置観測は100を超え、これは当時の短周期彗星の観測数としては異例の多さであった。 日本人名が付いた短周期彗星を2つ発見したのは串田が最初で、もう一つの彗星串田・村松彗星を、この1ヶ月前に発見している。串田は1989年1月から彗星パトロールを開始し、約3000カットの撮影の後2つの彗星を相次いで発見した〔中野主一「彗星ガイド・4月」『月刊天文ガイド1994年4月号』168頁-170頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「串田彗星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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