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府主教ダニイル(俗名:主代郁夫 - ぬしろいくお、1938年9月5日 - )は、日本ハリストス正教会の首座主教。正式な称号は「東京の大主教・全日本の府主教」。「ダニイル」は聖名であり、「モスクワの大公聖ダニイル」を記憶する。聖名日は9月12日〔「ダニイル」は日本正教会で使われている、教会スラヴ語のロシアでの再建音に基く読み。日本聖書協会訳聖書や英語からの転写ではダニエル、現代ギリシア語からの転写ではザニイル()に相当。〕。 日本正教会においては通例、「ダニイル府主教」と表記される。日本正教会(のみならずスラヴ系の正教会)では「大主教」よりも「府主教」の方が格上の称号であり、いずれか一つのみの称号を冠する場合は「府主教」を用いる。 ==日本正教会の首座主教== 前任の首座主教であったフェオドシイ永島新二府主教が1999年5月7日に永眠した後、後継として日本正教会において選立された。結婚歴のある在俗司祭であったが、夫人が早くに永眠していたため修道士候補・主教候補とされた〔正教会においては輔祭・司祭には妻帯が許される一方で、主教は修道士のみに許される職分とされているが、配偶者と死別した在俗司祭が修道士となるのは珍しい事ではなく、またその後、そうした修道司祭が主教候補となるのも珍しい事ではない。例:アラスカのインノケンティ、パルラディ (ラーイェフ)〕。ダニイル主代はロシア正教会の修道院で研修を経て修道士・掌院となったのち、京都の主教に叙聖された。当初は西日本主教教区の主教として着座する予定であったが、同時期に修道誓願を立てて横浜の主教、及び東京の副主教として叙聖され、全日本の府主教、及び東京大主教教区大主教に昇叙されて着座する予定であったペトル有原次良主教の急逝にともない府主教・大主教に昇叙され、2000年5月14日に東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)にて、この日のために来日したロシア正教会モスクワ総主教アレクシイ2世の司祷する着座式において、全日本の府主教、及び東京大主教区主教として着座した。 ダニイル府主教は、毎週の主日聖体礼儀や各種祭日の聖体礼儀後に、『祈祷譜面考』等の様々な精神的内容を含むトラクトを頒布しており、日本正教会の精神面の啓発に力を入れている〔ニコライ堂(東京復活大聖堂教会)の沿革・年表 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダニイル (全日本府主教)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Daniel (Nushiro) 」があります。 スポンサード リンク
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