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主体号(チュチェごう)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が1976年に4両編成1本を製造した、電車の通称である。 ==車両概要== 北朝鮮の鉄道は、その政策によって8割あまりの路線が1980年代までに電化されていたものの、動力集中方式(機関車方式)が貨客輸送の主体で、動力分散方式を採用した電車は平壌地下鉄など一部を除き、ほとんど見られなかった。その例外といえるのがこの主体号である。 車体側面にコルゲートを巻くなど、そのいでたちは当時の共産主義国(特にソ連)の車両を思わせるものだったが、当初の塗装は当時の日本国鉄の特急電車を思わせる、クリームと赤の塗装になっていて、ボンネットスタイルであった。一説によれば、ソ連のER200(1974年使用開始)の技術を用い、日本の国鉄181系電車を意識してそのような様式になったのではないかといわれている。 また、北朝鮮の電化方式は全線が3000Vの直流電化であったにもかかわらず、交直流電車となっていた。これも一説には、統一後の南朝鮮(韓国)側鉄道路線へ乗り入れるつもりがあったためではないか、とされている。 車両は製造後、平壌周辺で試運転が行われたものの、増産や営業運転は行われることがなく放置されていた。その後1998年6月23日より、平羅線平壌駅(平壌市)~裵山店駅(平安南道平城市)間の科学者専用通勤電車として、塗装を青系のものに変更し使用されている。 性能上の最高速度は明らかになっていないが、平壌〜裵山店間38kmを運行するのに1時間近くを要しており、当初の目的であった『高速電車』としての運行は行なわれていない。 なお、車両名は北朝鮮の社会思想である「主体思想」にちなんでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「主体号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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