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椒房庵(しょぼうあん)は福岡県糟屋郡久山町の辛子明太子、海鮮しゅうまい、調味料などを製造または販売する会社である。 == 概要 == 椒房庵の母体である久原本家は、糟屋郡久原(くばら)村で1893年創業の醤油屋「久原醤油」が前身。その後1980年にタレ事業へ進出。1989年に自社ブランド事業として、博多のご当地商品である辛子明太子を「椒房庵」の名で製造販売した。上質の国産卵を用いた「釣り子明太子」が日本テレビ系列放送の『どっちの料理ショー』で取り上げられ一躍有名となる。 椒房庵の「椒房」は、杜甫の『麗人行』にある言葉で「后妃」の意味。「后妃が召し上がるほどの味をお客さまにお届けしたい」という思いから名付けられた。 有名商品の「釣り子明太子」は、北海道近海のはえなわ漁で獲れた新鮮なスケソウダラの真子の中からさらに選別したものだけを使用した逸品。品質を保持するために爾志郡乙部町の乙部漁港と細かな漁業協定を結んでいる。 その他にも、明太子各種、柚子胡椒、佃煮、バウムクーヘン、めんたいせんべい、茅乃舎だし、コンフィチュール、調味料などを製造販売する。 直売店の椒房庵久山本店は120年前の明治時代に建てられた博多の古い町家を移築したもの。吹抜や箱階段を備え、昔ながらの佇まいを再現した心和む空間を演出している。売場併設の休憩喫茶コーナーでは、お茶やコーヒーなどを無料で提供する。 久山町の直売店のほか、岩田屋本店本館・博多駅デイトス・福岡空港第1ターミナル・同第2ターミナルなどでも販売。またインターネットやカタログによる通信販売も行っている。最近は茅乃舎ブランドで、東京ミッドタウン店、二子多摩川高島屋SC店、神戸大丸店、札幌大丸店、グランフロント大阪などにも出店している。 「志あれば道ありき」を座右の銘とする河邉哲司社長は、福岡を基盤とする経営者や文化人の交流団体「博多21の会」の6代目会長でもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「椒房庵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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