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久宝寺1号墳(きゅうほうじいちごうふん)は、大阪府八尾市に所在する久宝寺遺跡(縄文時代から中世にまたがる複合遺跡)内で墳丘が埋没した状態で発掘された古墳時代前期の方墳。墳丘内から、割竹形木棺がほぼ完全な状態で検出されたことで有名となった。発見直後は、久宝寺古墳と呼ばれていたが同じ遺跡内から弥生時代末から古墳時代前期までの墳墓が次々と発掘されたため、久宝寺1号墳とナンバーを付けられて呼ばれるようになったものである。なお、久宝寺1号墳を古墳の範疇に含めるかどうかは議論がある。 ==概要== 久宝寺遺跡南部にある旧国鉄竜華操車場跡地(約6万坪)の再開発事業に伴って2001年(平成13年)から2002年(平成14年)にかけて大阪府文化財センターにより発掘調査が行なわれた。I区の南西端の土層観察用のトレンチで人工的な起伏が認められた。従来の類例から、この起伏は方形周溝墓または古墳の墳丘と周溝の断面と判断され、慎重に発掘調査が行なわれた結果、墳丘のかなりの部分が残存した比較的小規模な方墳が検出された。墳丘の復原長は東西12.5メートル(現存値11.5メートル)、北側の端は調査地区範囲外であったので南北10.5メートル前後、周溝が周りを囲んでおり、それを含めると東西18メートル、南北17.5メートル前後である。残存する高さは構築基盤面から0.7‐0.8メートルであるが、周溝底から計測すると1.3‐1.4メートルである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「久宝寺1号墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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