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久美浜湾（くみはまわん）は、京都府京丹後市の日本海沿いに広がる潟湖。日本海に面しており、山陰海岸国立公園に含まれている。 == 地理 == 湾と称しているが、小天橋と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられている汽水性の潟湖である。小天橋は3河川から流出する土砂から成り、寝殿造の池の形に似ていると言われる自然美を形作っている〔『久美浜海岸砂丘の植物 -山陰海岸国立公園』、序文〕。久美浜湾と日本海の間には、1913年（大正2年）に人工的に開削された、幅30mの水戸口と呼ばれる運河状の細い水路が通じている。閉鎖性が高いことから内湾と外海の水の交流が悪く、川から流れ込む水により水質悪化が進み〔50 久美浜湾 国際エメックスセンター〕、さらに川から淡水の流入があるため、湾内は年々淡水化している。潮流を改善し、漁場を清浄化するため、1972年（昭和47年）から水路の拡張開削工事などが行われた〔『久美浜町誌』、430-431頁〕。 東から佐濃谷川（約19km）、川上谷川（約10km）、久美谷川（約4.5km）の3河川が久美浜湾に注いでおり、いずれも周囲に小規模な平野を形成しているが、それぞれ全長4-20kmの小河川で水量が少ないため、農地の灌漑などに利用されているのみである〔『久美浜町誌』、8頁〕。西岸からは河岸段丘である大明神岬が半島のような形で突き出し、東南岸にある兜山と西北岸にある如意寺岳は山姿の良さから久美浜湾のシンボルとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「久美浜湾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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