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『乳姉妹』(ちきょうだい)は、1985年4月16日から同年10月29日まで、TBS系列で毎週火曜日20:00 - 20:54(JST) に放送された、大映テレビ制作のテレビドラマである。原作は少女倶楽部に連載されていた吉屋信子の小説『あの道この道』。全28話。 == あらすじ == ''「春の : この物語は、吉屋信子の傑作小説「あの道この道」をベースに、運命に翻弄される二人の少女が時には敵となりながら、自分の人生を自らの手で拓く姿を通じ、人生とは何かを問うものである。 (オープニングナレーションより) : 原作では春でなく秋となっており、「一人は狭き賎が家に」の後に「この世の光 浴び初めぬ」という節が続く。 真鶴で漁師として生活する松本夫妻の妻・静子と東京の財閥一族「南部開発」の大丸家夫人・大丸慶子。二人は真鶴の同じ産院で同日ほぼ同時刻に女児を出産したが、体が丈夫でなかった大丸慶子は女児を出産と同時に死亡した。その後、大丸慶子が真鶴滞在中に親交を深めた松本静子が、大丸慶子の葬儀中に乳母を依頼されたことにより、二人の娘が乳姉妹の間柄となった。 娘二人がこの世に生を受けて五日後、亡妻・慶子の葬儀を東京で済ませた大丸剛造が、娘を迎えに真鶴へ向かう。が、そのさ中、二人の娘を産院で産湯に入れていた松本静子が、ほんの出来心で我が子の産着と大丸家の娘が身に付けている高価な産着を取り替えたところ、その事実を知らない夫・龍作が現れ、松本夫妻の子の産着を着た大丸家の娘に誤って火傷を負わせてしまう。慌てて大丸家の娘を抱いて診察室へ駆け込む夫妻。大丸家の産着を着た松本夫妻の娘が病室に一人置き去りにされた。 大丸家の高価な産着を着た松本夫妻の娘が、大丸家の娘と勘違いされて、突然現れた女の手により身代金目的のために誘拐されてしまう。松本夫妻の娘は無事救出されるも、松本夫妻は大丸剛造に真実を話しそびれ、松本夫妻の娘はそのまま大丸家へと引き取られてしまう。二人の少女の運命が、ちょっとした手違いから、大きく入れ替わってしまった。 18年後の二人の娘の誕生日に、真鶴へ訪れた大丸家令嬢・大丸千鶴子。彼女こそ、18年前に起きた誘拐事件に巻き込まれた松本夫妻の実娘であった。大丸千鶴子と名づけられ、何不自由なく奔放そして勝気でプライドの高い娘に育てられた松本夫妻の娘と、松本夫妻の娘として育てられ、貧しいながらも心優しい娘へと育てられた大丸家の実娘・松本しのぶ。この二人が運命のいたずらで再会。この再会により、運命の糸車が不気味な音を立てて回り始めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乳姉妹」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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