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乾 くるみ(いぬい くるみ、1963年10月30日 - )は、日本の小説家・推理作家。静岡県静岡市出身。静岡大学理学部数学科卒業。男性。別名義である市川 尚吾(いちかわ しょうご)名義では評論活動を行っている。 == 経歴・作風 == 小学生の頃からミステリーが好きで、中学の頃には横溝正史や江戸川乱歩賞受賞作を読み漁る〔。高校生になるとジョン・ディクスン・カーなどの海外ミステリーにも興味を広げ、同時に自らも執筆活動を始める〔。大学在学中には江戸川乱歩賞に初応募するが、一次選考にも残らなかった。大学卒業後はIT企業に就職し、ソフトの開発業に従事する〔。 1998年に『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し、34歳で作家デビュー〔。続く2作目の『匣の中』では、四大奇書と呼ばれる竹本健治の『匣の中の失楽』にオマージュをささげた。三作目の『塔の断章』では断章のタイトルどおり、各エピソードが時間軸ばらばらに並べられている実験的な作品だった。2004年に刊行した『イニシエーション・ラブ』はその年の「このミステリーがすごい」で第12位、「本格ミステリベスト10」で第6位と高く評価される。2005年に同作で第58回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補作となる。2007年に同作が文庫化されると、雑誌やテレビ番組などでたびたび紹介されロングヒットとなり、2014年4月に100万部に達した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乾くるみ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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