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仮面ライダー555の登場人物(かめんライダーファイズのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ『仮面ライダー555』に登場する主要な人物について記述する。 == 主人公と主な関係者 == ; 乾 巧(いぬい たくみ) : 演 / 声 - 半田健人 : 本作の主人公。仮面ライダーファイズのメイン変身者。職を転々としながらバイクで全国を旅していた青年。18歳。一人称は「俺」。九州で真理達と出会い、オルフェノクに襲われた際に真理から無理矢理ファイズに変身させられ、ファイズギアの主な使用者となる。その後も啓太郎や真理と共同生活を送るなど、なし崩し的に人類とオルフェノクとの戦いに身を投じていく。 : 良くも悪くも明け透けで正直であり、無愛想で常にぶっきら棒な態度を取り、本人も認める口の悪さも相まって悪い印象を与えがちである。しかし内心では感受性が強く優しい人物であり、自分が他者の期待と愛情を裏切る事を恐れてそうした態度を見せている。また何事にも無関心で不器用であることも無骨さに拍車をかけているが、本人も「自分には夢が無い」と密かに悩んでいた。また、猫舌であり熱いものは冷まさないと飲み食いできない。 : 行動面でも基本的に何も言わずに単独で行動し、その理由を伝えないため、真意を理解されなかったり誤解されることが多い。しかも、その誤解を自分から解こうとすらしないので、その性格を利用した草加雅人の謀略にはまりよく立場を悪くしていた。しかし、自分と同じ猫舌である木村沙耶など、自分と同じような共通点を持つ人間に関しては、普段の様子から考えられないほどすぐに打ち解ける。洞察力も鋭く、人当たりの良い人物の仮面を被る草加の本性をいの一番に見抜いていた。 : 感受性の強さから、戦いの中で「何をもって倒すべき悪とするのか」について悩み、一度はファイズの使用権を放棄したこともあった。その後、戦いを継続するが、その際の決意は善悪の境界を定めることではなく、誰かを守るために誰かを倒すという罪を背負うという自己犠牲の覚悟であった。 : 基本的にファイズの使用者として活躍するが、第38話ではファイズギアを手放していた時に成り行きで、一度だけデルタに変身したこともある。サポート装備については、劇中で唯一オートバジン・サイドバッシャー・ジェットスライガーの3機全てを操縦した人物でもある。戦闘スタイルはヒーローらしからぬラフファイトが特徴で、倒れた敵への追い討ちも厭わない。 : 一方で、自身と同じく人間に対して危害を加えないオルフェノクがいることを知った後は、改心する可能性のあるオルフェノクを含めて止めを刺さないようになった。変身直後や戦闘中にたびたび手首を振る癖がある。 : 人間側の立場で行動していたが、中盤に過去に火事によって死亡しており、ウルフオルフェノクとして覚醒していたという事実が明かされた(第1話でオルフェノクを見ても全く驚く様子がなかったのはこの設定の伏線)。この事実でライダーズギアの原理、雅人や真理の過去など多くの謎が解き明かされ、物語は終盤に向かっていく。最終的にオルフェノクでありながら人間を守るためにオルフェノクを滅ぼすことを選択し、それを成し遂げた。 : 決戦後は、真理や啓太郎と共に平和な日常に戻ることが出来たが、アークオルフェノクとの戦いの前に勇治によりオルフェノクの灰化を促進する薬品を大量に投与された上、その状態で肉体の灰化を進行させるブラスターフォームへの変身を行ってしまう。さらにオルフェノクの運命により遠からず命が尽きるという現実を背負ったまま物語は幕を閉じる。 : 夢を持たない青年だったが、最後には「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに皆が幸せになります様に」という夢を持つことが出来た。因みにこの夢は結花そして沙耶が抱いていた夢でもある。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 仮面ライダーファイズに変身し人間解放軍の一員として戦っていたが、劇場版の作中時間より以前に、ライオトルーパー部隊との戦いで行方不明となる。その後の経緯は不明だが、倒れていた所をミナの父親に拾われて記憶を改竄され、靴職人「隆(たかし)」として、ミナとともに暮らしていた。 :: 性格はテレビ本編と変わらないが、「隆」であったときは素直な性格で猫舌でもなかったので熱いものでも普通に飲み食いしていた。記憶を取り戻した後はファイズとして戦線に復帰するも、救世主という看板を背負わされる事には不満を溢していた。 :: 真理救出のために勇治=オーガと激闘を繰り広げる中でオルフェノクとしての正体を晒し、勇治の理想を継ぐ事を決意。真理の信頼に応えるべく、救世主を目指す事を決意する。 :; 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』 :: オルフェノクとの戦いを終えてから相応に年月が経った状態で登場(あくまでも本映画独自の設定であり、テレビシリーズの直接的な続きという訳ではない)。今でもクリーニング店で漫然と日々を送っている。猫舌なのは相変わらず。 :: 戦いの最中に命を散らした草加雅人が最期に自分に吐き捨てた怨念の言葉が忘れられず、自分の未来に向かって歩む事にためらいを持っており、門矢士 / 仮面ライダーディケイドが昭和ライダーとの戦いに手を貸す様に接触しても「世界中の洗濯物を真っ白にする事で忙しい」と戦いを拒絶して衝動的に旅に出てしまう。 :: 旅の途中で出会った壮年医師・神敬介と出会い少しだけ自分の気持ちに向き合い、ファイズに変身して地下帝国バダンの怪人たちを蹴散らすも、敬介は巧の正体が平成ライダーの一人である事を知ると仮面ライダーXに変身し戦いを挑んでくる。 :: その後は、士達に協力し共にバダンの陰謀に立ち向かうもメガリバースの影響で亡霊として復活しつつある草加雅人の言葉で、再び迷い仲間が復活するなら悪くないとバダンの計画を阻止しようとするXとウィザードを攻撃するも仮面ライダーX/神敬介の言葉と仮面ライダーウィザード/操真晴人に論されたことにより「喜びと悲しみを一つずつ戦いながら埋めていき、その罪を背負う」ということを語りファイズブラスターフォームに変身し草加の亡霊を消滅させ、X、ウィザード インフィニティースタイルと共にバダンのメガ・リバースを破壊する。その後、昭和ライダーとの戦いでは、Xと戦い、戦いが終わった後はXにもう迷わないことを伝えた。 :; 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』 :: ショッカーの支配する世界で、ライダータウンに向かう正義の仮面ライダー達と対峙。「ブレイドの街」において、黒井響一郎/仮面ライダー3号、桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス、詩島剛/仮面ライダーマッハに襲い掛かり、その後、ライダータウンに繋がる洞窟でマッハと再対決する。 :: 実際はショッカーに洗脳されておらず、守るべき対象の存在しない戦いに疑問を感じており、独自のスタンスを貫いていた。その後は正義のライダーとしてライダーグランプリで仮面ライダードライブを妨害しようとした仮面ライダーカブトを足止めするなどして活躍。 :; 『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』 :: ショッカーを止めるため侑斗と共に、泊進ノ介/仮面ライダードライブのもとへ現れる。戦いの中で海堂直也にこの戦いから身を引けと忠告されるが、ショッカーを止めるため戦い続ける。 :; ウルフオルフェノク :: *身長:209cm :: *体重:128kg :: *走力:時速300km :: オオカミの特性を持つオルフェノク。俊敏な動きと強靭なジャンプ力を誇り、夜間の奇襲攻撃を得意とする。武器は全身に生えた剣のような突起・右手のメリケンサック。劇場版では足の形状が変化した疾走態に変化し、戦闘力・スピードが上昇した。 :: 劇中では未使用だったが、肩部の突起を触手に変化させて使徒再生を行う〔「週刊 仮面ライダー オフィシャル データファイル」の記述より。〕。 :: 流星塾生を襲ったと誤解されていたが、実は襲っていたのはドラゴンオルフェノクで、巧はそれを止めるためにウルフオルフェノクに変身して戦っていたのが真相であった。 : ; 木場 勇治(きば ゆうじ) : 演 - 泉政行 : 資産家の子息として生まれ、婚約者も持つなど恵まれた環境に育った青年。21歳。 : 一人称は「俺」あるいは「僕」。両親を乗せて車を運転中に事故に遭い、2年間の植物状態を経て死亡した後、ホースオルフェノクとして覚醒したことで人生が一変する。死亡した両親の財産を奪った叔父と恋人だった森下千恵の裏切りが発覚し、苦悩と怒りの余り、千恵の新たな恋人となっていた従兄弟の木場一彰と千恵を殺害する。 : 人間でなく怪物と化した自分に苦悩するが、同類である長田結花や海堂直也と出会った後は「心が人間なら人間であるはず」という考えに至り、オルフェノクと人間の共存を模索していく。その過程でオルフェノクに危害を加えるファイズを敵と認識して戦うも、私生活で知り合った巧と正体を知らずに交友を結ぶなど複雑な間柄となる。巧がウルフオルフェノクの正体を明かした際には、巧からファイズギアを託されファイズ装着者となる。 : 温厚で物静かな性格。好意を抱いた相手に面倒見良く平和的に接するが、一度何かの拍子に敵と認識した相手は徹底的に攻撃するなど、人に対する評価が極端で不安定な部分がある。巧に関しても巧の一貫した好意に比べ、終盤まで憎悪と好意の間を行き来しており、そうした不安定な対人評価を雅人に利用されたこともあった。どんなオルフェノクを相手にも果敢に立ち向かっていく勇敢さもあるが、意外にもお化けといったものは苦手。 : こうした負の側面は物語の進行につれ、オルフェノクと人間の対立が高まる中で一層に深まっていった。終盤に警察がオルフェノクの捕獲に動き出す中で自身もその標的にされたことで、人間を守ることに疑問を抱いてしまう。 : そして、影山冴子に殺された結花が警察に殺されたと誤解したことで、人類とオルフェノクの共存から人類抹殺へと志を変え、そうした内心の変化を見抜けなかった花形の過ちもあって、スマートブレインの新社長として村上の遺志を継ぐことになる。その際に、近い立場にありつつも決して人間への愛情と信頼を捨てなかった巧とも仲間割れする。 : その後も真理を人質にして雅人を殺害する、少年である照夫の生命を犠牲にして王を復活させる、捕らえた巧を裏切り者として実験体にするなど手段を選ばぬ行動を多くとり、それには唯一行動を共にしていた直也すらも失望し、最終的に勇治の元から離れてしまう。 : 最終話で救出された巧に敗れ、かつて自身が説いた理想を巧から諭されたことと巧の人間を守る決死に動揺し、答えが分からずに苦悩する。それから、ファイズとデルタが復活したオルフェノクの王・アークオルフェノクに圧倒されてしまう中、答えを思い出すために救援に駆け付けた。 : カイザに変身して戦うも、王の攻撃でカイザギアが破壊されてしまう上に致命傷を受け、瀕死状態になった際、命を代償にして王を羽交い締めにした状態でファイズ ブラスターフォームの超強化クリムゾンスマッシュを身に受けて命を落とした。 : スマートブレインから(スマートレディ個人によるもの)支給された愛車は日産・シーマ。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 状況に流されるがままに人間との共存を謳っていたテレビシリーズと違って明確に『人間とオルフェノクとの共存』という夢を掲げており、それが本作のテーマとなっている。人間達にも正体を明らかにし、人間の味方としての立場をとるが、友人である巧、真理、啓太郎以外の人間には疎まれている。真理と共に記憶を取り戻した巧の帰還を喜ぶも、その矢先に盗まれたファイズのベルトを取り戻そうとして水原を(殆どは水原の自業自得であり、半ば事故だったとはいえ)死亡させてしまった事で糾弾され、結花、直也共々孤立。信用を取り戻す条件として「帝王のベルトの奪取」を言い渡されスマートブレインに潜入するも、策略に嵌ってエラスモテリウムオルフェノクの襲撃を受け、結花、直也を失う。そしてその直後に真理に化けたスマートレディの言葉を受け、人間達に裏切られたと思い込み絶望し慟哭。 :: オルフェノクとして人間を滅ぼす道を選び、オーガに変身する。当初は圧倒的な力で巧=ファイズを追い詰めたが、決意を固めた巧がブラスターフォームに変身した事で敗北。戦いの中で真実を悟り、真理を庇ってエラスモテリウムオルフェノクをオーガストランザーで抑えつけるが、無数の毒針を全身に受けてしまい致命傷を負う。その状態で最期の力を振り絞ってエラスモテリウムオルフェノクを吹き飛ばし一矢報いた後、巧と真理の眼前で力尽きて倒れ、死の間際に巧に自らの理想を託す。そして、オルフェノクの巧と人間の真理が手を取り合えた事を見て僅かではあったが自分の夢が叶った事に満足を覚え静かに息絶えた。 :; ホースオルフェノク :: *身長:210cm(格闘態)・220cm (激情態) :: *全長:365cm(疾走態) :: *体重:137kg(格闘態)・510kg(疾走態)・147kg(激情態) :: *走力:時速360km(疾走態) :: *ジャンプ力:ひと跳び30m(疾走態) :: ウマの特性を持つオリジナルのオルフェノク。ケンタウロスのような姿の疾走態にも変化可能。劇場版や最終話では、感情の高ぶりが頂点に達することで激情態にも変化した。専用武器はオルフェノクエネルギーを放出する巨大な魔剣・ホースソード。盾も持っているが、使用したのは劇場版のみ。使徒再生の時は相手の心臓を剣で突き刺す。 :: 『仮面ライダー大戦』では、巧の回想シーンに登場。海岸でアークオルフェノクと共にファイズ、カイザと戦い、圧倒したカイザを変身解除に追い込み、草加に光弾を放ち殺害する。 ; 園田 真理(そのだ まり) : 演 - 芳賀優里亜 / 少女時代(8年前)八武崎碧(現:悠木碧) : 美容師を目指す少女。16歳〔ちなみに生年月日は、履歴書には昭和61年9月13日生まれと記載されていた(第7話)。〕。 :一人称は「私」。幼い頃に実の両親を亡くし、花形に引き取られて孤児院「流星塾」で育った。九州滞在中、義父である花形から送られたファイズギアの謎を確かめるため、東京のスマートブレイン本社に向かう途中に巧と出会う。東京に戻った後は、巧と共に啓太郎の実家に居候しながら、美容院でアルバイトをして夢を追いかけている。料理も得意で、同居人との食事シーンが非常に多いのも特徴である。特に、初期の頃は巧が猫舌である事を知ってからは、鍋焼きうどんやすき焼き、熱くはないが侮辱を込めてお子様ランチを作るなど、かなり手の込んだ嫌がらせをしていた。 : かなり勝気な性格で、ちゃっかりとした部分もあるが、物怖じせずに自分の意見をはっきり言う芯の強さを持つ。ただ、その気の強さから苦手に感じた相手への評価は辛辣で、相手を罵倒する際は非常に容赦なく、時に言ってはならないことも言ってしまう。その一方で、アルバイト先の美容院の先生からワインディングの実演課題をうまくこなせず「あなたは美容師には向いていない」と酷評された時には、啓太郎が身じろぎするほど巧に当たり散らし、孤立すると家を飛び出し人知れず公園で一人で泣くなど打たれ弱い部分もある。巧との別離は、彼女が巧をオルフェノク故に恐れてしまったことが原因の一つであり、彼女は謝りたいと言いつつも、その後のいざこざもあって謝る機会を逃している。しかし、オルフェノクでありながらも巧や、自分を一度は殺した澤田を信じ抜き彼らに人としての心を取り戻すきっかけを作るなど、強い心を持つ。 : 後に“九死に一生を得た”人間からオルフェノクの王が復活するという可能性から、孤児院に子供たちが集められていたことを知る。その後、村上の意向によって「人工的に人間をオルフェノクへと強制進化させる実験」の被験者として殺害された上で、蘇生手術を受けていたことも判明する。つまり物語開始から少し以前、流星塾の同窓会に出席した真理は一度、他の元流星塾生達と共に殺害されて“オルフェノクの記号”を埋め込まれた上で蘇生していたが、記憶を改変されたためその事実を覚えていなかったのである。 : 他の塾生と違って血縁者がいないため、流星塾生同士の絆を何よりも大切に考えている。その反面、言葉の裏の意味や他人の心の機微を察する事には長けていないので、それが原因でスパイダーオルフェノクこと澤田に殺害されて2度目の死を迎えるが、巧の尽力によってスマートブレイン社の医療技術によって蘇生し、断片的ながらも改変されていた記憶も取り戻す。この一件が、巧がオルフェノクであることを周囲に明かすと同時に巧が流星塾生を襲ったと誤解されることとなった。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 人間解放軍の象徴的存在。行方不明となった巧=ファイズが帰って来ると信じ、救世主の存在を広める。記憶を取り戻した巧に安心するもオルフェノクに連れ去られる。本人も無意識ながらオルフェノクに対して偏見を抱いており、それが表出した事で戸惑いを見せており、巧の正体を知った際にも愕然としていた。しかしそれでも巧を信じる事を選び、巧の決意を後押しした。 : ; 菊池 啓太郎(きくち けいたろう) : 演 - 溝呂木賢 : 「世界中の洗濯物が真っ白になるように、世界中のみんなが幸せになる」ことを夢見る青年。21歳。一人称は「俺」。良くも悪くもお人好しの理想家で、それ故に空回りすることも多いが、終盤で人類とオルフェノクの共存への理想は、巧と結花に希望をもたらしている。真っ白な洗濯物を幸せの象徴と呼んで止まないが、その洗濯物を汚したり目茶目茶にする者は誰だろうと許さず、我儘放題に振舞い無理難題を言って自分を困らせた倉田恵子(当初は野口恵子と名乗っていた)が、トラウマから逃れるべくトランクに積んであった洗濯物をダメにした時には、流石に見過ごせず頭にきて放り出すなど怒りをあらわにした。 :クリーニングの修行先の九州で巧・真理と出会い、以降2人と行動を共にする。実家は東京で創業100年の老舗クリーニング店「西洋洗濯舗 菊池」を営んでおり、巧や真理もここで住み込みのアルバイトをする。後に草加雅人も住み込むようになり、4人で生活するようになる。両親は「世界中の洗濯物を真っ白にする」ためにアフリカに渡っており、店の経営は啓太郎に任されているが、巧の給料を労働基準法違反の薄給で雇用するなど、経営者としてのセンスはないのか店は赤字続きである。 : 結花とはメル友で、本人と何度か会って想いを寄せていたが、「長田さん=結花さん」とはお互い全く気付かなかった。終盤、同一人物だとわかり、同時に彼女がオルフェノクだという事実も知ったが、既に巧の秘密を知り、全てのオルフェノクが必ずしも人間の敵ではないと理解していた啓太郎は、恐れることなく結花を受け入れるも、その恋は結花の死により悲恋に終わった。 : 啓太郎は結花の死の事実を知ることなく、直也か他の誰かの元に行ったと解釈した様子である〔『特撮ニュータイプ』2004年3月号 45ページ、溝呂木賢のインタビュー記事より。〕。 : 愛車はホンダ・モビリオ・スパイク(第13話では、ホンダ・フォルツァに乗っていた)。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 人間解放軍の一員。巧と真理の友人であり、巧の帰還を強く信じている者の1人。雅人の死後、真理のピンチに居ても立っても居られず飲めば死ぬがカイザに変身できる薬「変身一発」を死を覚悟して飲み、カイザに変身してライオンオルフェノクを倒す〔雅人役の村上幸平氏は、インタビューで「啓太郎がカイザに変身できたのは、死してなお真理を守りたいと願う草加の怨念のおかげ」と語っている。〕。結果として死にはしなかったが、カイザギアのベルトが灰になった。 :: その後はオルフェノクの本拠地へ巧に同行するも、道中で置き去りにされる。 : ; 草加 雅人(くさか まさと) : 演 - 村上幸平 : 大学生。仮面ライダーカイザのメイン変身者。21歳。一人称は「俺」。「〜かな?」「貴様」が口癖。多方面に際立った才能を持ち、テニス・フェンシング・乗馬といった3つの運動部の部長を兼任する文武両道のスポーツマン〔初登場回のクレジットは同話の展開上、「草加雅人」ではなく「キャプテン」となっていた。〕で、合気道にも心得がある。水難事故で両親を失っており、真理と同じ孤児院出身だったが、そうした暗い過去を感じさせない好青年。再会時には幼少期を共にした真理ですら、言われるまで分からないほどに真面目で優秀な人物に成長していた。孤児院の人間が次々とベルトを狙うオルフェノク・カイザギアの副作用で落命する中、真理を守るためにカイザに変身する。そして埋め込まれたオルフェノクの記号がカイザギアに適応したことで副作用が起こらず、以降カイザの主な使用者として巧と共にスマートブレインと戦うことを決意する。 : 一見して人当たり良く紳士的な性格であり、自身の能力を鼻にかけることもなく、周囲から頼もしい人物として信頼されている。対抗心から悪口を言う巧に対しても、常に笑顔で接していた。だがそれは表面的な演技に過ぎず、本質は自己中心的で権謀術数に長け、かつ好戦的な気質の持ち主である。自分に好意を示す者と利をもたらす者には仮面を被るが、本質を見抜いた人間には本性を露にして排除にかかる〔雅人役の村上幸平は、雅人について「彼はヒーローだけども、普通のヒーローが言ったりやったりしてはいけない事が出来る『逆ヒーロー』」(2005年のトークイベントの際)と評している。〕。普段張り合う巧に言い放った「俺の事を好きにならない人間は邪魔なんだよ」という台詞はこうした部分を象徴する名台詞として記憶されている〔後に脚本家である井上敏樹の監修でTシャツ化もされている。〕。また、激情に駆られると危険を顧みずに突っ走る危うさを秘めている。幼い頃に自分を守っていた真理に対しても、当初は真摯な態度で好意を伝えていたが、好意はあっても恋愛感情はないと告げられた後も半ば妄執的な愛情で慕い続けており〔真理に求めているものは恋愛感情というよりは失った母性に近い病的なものがあり、「真理は俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ!」と口にしていた。〕、義父である花形に対しても彼がオルフェノクだと知ってからも、オルフェノクへの憎しみと義父への情で葛藤していた。また、真理らと同じく孤児院の陰謀に巻き込まれて命を落としており、その時のことがオルフェノクへの憎悪に繋がっており、三原に戦うように唱えたり、流星塾生が殺された際には怒りも見せるなど、そのことに関しては彼なりに仲間意識も持っている。 : カイザの使用者としてオルフェノクと戦うが、悩み戦う巧に比べてオルフェノクに一切の情を見せず、むしろ憎悪を向けて冷酷に倒していく。戦闘スタイルは合気道の投げなども利用した正統派の戦い方で、息を切らさずに余裕のある戦いで敵を圧倒する。変身直後にネクタイを緩めるように襟元に触れるのが癖。しかし激情に駆られた時はその限りでなく、巧並みのラフファイトを見せる時もある。操縦技術にも長けており、サイドバッシャーを駆使した戦闘も多く、終盤に村上が変身したデルタのジェットスライガーと激闘を繰り広げた。また劇中で唯一、ファイズ・カイザ・デルタの3ライダーに変身した人物でもある。 : 本性を露にした中盤以降はやや孤立しながらも、むしろ「オルフェノクを滅ぼす」という信念に基づいて戦いを遂行し、自分なりの正義の下に孤児院を巡る因縁に立ち向かう。自分たちが人類側で唯一オルフェノクに対抗出来るという自覚も強く、スマートブレインにライダーズギアを差し出せば殺された真理が蘇生出来る状況に、激昂と共にライダーズギアを優先したりもする。したがって、主義が異なる上に真理が信頼を寄せる巧と激しく衝突し(巧も当初は反発していたが、雅人の心の傷を知った中盤以降は何とかして彼を救おうと試みるようになる)、巧がオルフェノクだと知った後は敵意を剥き出しにして、一時は戦闘不能な状態にまで追い込んだ。そのため、巧の処遇を巡り真理・啓太郎とも一時は意見の対立が生じ、同じくオルフェノクであり真理から好意を持たれていた勇治のことも嫌悪していた。また同様の理由から、巧と勇治の一致した立場(オルフェノクと人類の共存・オルフェノクでありながらスマートブレインと戦う)に危機感を覚え、ライダーズギアの特性・勇治の懐疑心を利用して仲違いを試みている。一方で、勇治の正体がオルフェノクであることを知った直後に共闘したり、さらには巧が人類を守ることを誓った際には、人間の心をいつ失うか分からない疑念を抱きながらもそれを受け入れたりと、状況に応じて柔軟な姿勢も見せている。そのため2人がスマートブレインと戦うために必要な戦力という認識はあり、戦いの際には経緯・因縁を後回しにして両者に協力することも多く、見事なコンビネーション攻撃を見せている。 : 終盤に義父である花形から全ての真相を聞かされ、その死の間際に戦わず生き残るように言い残されたが、戦いを投げ出すことが出来ずに「生きて戦う」と心に誓って、照夫の体に宿ったオルフェノクの王の打倒に向かい、勇治にさらわれた真理を助けるために最後の戦いに赴く〔2004年1月4日放送の第48話「雅人、散華」では意を決してベルトを装着し、ゆっくり変身するシーンも見られた。〕。勇治の罠にはまり、埋め込まれていたオルフェノクの記号が次第に消滅し、体が灰化する中で結局ラッキークローバーに敗れ、瀕死の重傷を負ったところをカイザギアを奪った勇治により首の骨をへし折られて殺害された。近くにいた真理にさえ気付かれることなく死体はそのまま灰化し、巧と三原が助けに駆けつけた時には既に灰と化していた。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 仮面ライダーカイザに変身し、オルフェノクと戦う人間解放軍の用心棒。ファイズではなく自分こそが救世主であると豪語し、傲慢に振る舞う。真理の前でもそれは変わらない。そのため、味方である解放軍のメンバーからも苦々しく思われている。真理たちの危機に駆けつけ変身するが、仮面ライダーサイガには敵わず、心臓を貫かれ灰化した。 :;『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』 :: 主に乾巧の回想シーンに登場。この映画ではファイズがアークオルフェノクと戦っている最中、ホースオルフェノクとの戦いに敗れて絶命する直前、巧に「守るべきもののない空っぽの貴様が生き残り、何故俺が死ななきゃいけない!?」という怨念を吐き捨てて一気に灰化する。この呪いにも似た言葉が戦いを終えた今でも巧の心を縛り付けている。 :: その後、バダンのメガ・リバースの装置により亡霊として巧の前に現れ、「空っぽの君が生きている価値はない」と語り巧に死ぬよう保すも、迷いを振り切った巧が変身したファイズ ブラスターフォームの変身時のエネルギーにより消滅した。 :: 本作で草加を演じた村上によれば、「あれは、草加雅人ではなく悪霊で、悪霊が草加雅人を演じていた」という設定だったとのこと〔9/13!今年も村上幸平と共に「カイザコール」がこだまする!「913祭4」イベントレポ 〕。 : ; 長田 結花(おさだ ゆか) : 演 - 加藤美佳 : 17歳。一人称は「私」。 :実の家族を亡くし、長田家で暮らしてる養父母と義理の妹・道子や通っていた高校の生徒たちから陰湿ないじめと虐待を受けていたが、陸橋の階段からの転落事故により死亡し、クレインオルフェノクとして覚醒する。その後、道子に濡れ衣を着せられて家を追い出され、また高校で自分を虐げていたバスケットボール部員から自分の上履きをズタズタにされた事で怒りが頂点に達し道子を含む彼女たちを皆殺しにし、行き場を失った末に勇治と出会い、以後は行動を共にするようになる。 :人間への潜在的憎悪や恐怖から、向こうから彼女に絡んでくるなど性質の悪い者たちが相手とはいえ、勇治たちには知らせず密かに殺戮を繰り返していた。そのためスマートブレイン側からは標的から外されており、かつラッキークローバーの補充候補とまで見られていた。しかし啓太郎や真理、巧との出会いから心を和らげ、人を愛せるように変わろうとする。その甲斐あって物語が進むにつれ、初登場時のような暗い性格ではなく明るくて積極的な性格になった。 :上記の通り不幸な生い立ちの持ち主だが、他者を思いやる事の出来る優しい心の持ち主。しかし、預けられてた家の親族が学校でのいじめを受けた経験などから、屈折した一面も持っている。また、自分に非がないにも関わらず人の顔色を伺い、相手の機嫌が少しでも悪化したり怒ったりすると条件反射のように謝ってしまう癖があり、前半では勇治にその事を度々窘められていた。聞き分けのない照夫を鎮めるため、彼の前で自らスカートをめくるという大胆な一幕もあった。直也に想いを寄せており、奇行の多い彼のフォローに回ることが多かったが、想いは通じなかった。 : 料理などもマニュアル通りにやらないとできない性格で、直也の想い人であるとは知らず自分とは正反対である大雑把な真理とは、友人とも言える間柄になるが、中盤で片思いとはいえ直也の想い人が彼女であった事に気付くと、嫉妬の念のようなものを抱くようになる。その後は、複雑な心情を持ちながらも自分の幸せよりも直也の意思を優先させ、勇治と一緒に真理に直也と交際してほしいと願い出るが、当時それどころではなかった真理に断られる。また、言葉のあやとは言え直也を「バカ」呼ばわりした真理を怒りの目線で睨み付け、たじろがせる事もあった。その後は、単純でお人よしな承認欲の強い直也を持ち上げて真理にプロポーズさせフラれるように仕向けた。 : 身持ちは結構固い方で、メル友である啓太郎に(当然クリーニング屋で働いてる菊池が同一人物だとは知らずに)自分から「手でも握ったらどうですか?」というメールを送ったため、その通りに啓太郎が手を握った途端にビンタをかますなど恋愛や男女間のルールや順序を守らない人間にはかなりシビア。 : 終盤で警察の研究機関に捕らえられ実験材料にされてしまうが、同じく捕えられていたクラブオルフェノクに救出されて警察から逃れる。その後、元気をなくしていた所、真理たちの計らいでクリーニング店に住むようになり、その際に啓太郎が結花から届いたメールを読んだことで彼がメル友だと知り、オルフェノクの正体も知られ啓太郎を拒絶するも、啓太郎が自身を受け入れてくれたことで彼とデートの約束をした。 : その後、もう一度信じて欲しいという警察の伝言に乗って巧と勇治と共に赴くが、警察の襲撃を受け、その際に重傷を負ってしまう。辛くも逃げのびるも、先の実験の後遺症で変身能力を失ってしまい、待ち構えていたロブスターオルフェノクに致命傷を負わされ、啓太郎に最後のメールを送り灰となって消滅した。結花の死は勇治が人間であることを捨てて人間を憎む切っ掛けとなり、作中で彼女の死を知っていたのは巧と勇治のみであり、冴子に殺された真相は誰一人知ることはなかった。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 劇場版では啓太郎ではなく、完全に海堂一筋になっており、内向的な性格のテレビ版と比較すると快活なものとなっており、時々海堂を尻に敷くような発言もするなど精神的に余裕のあるところも見せた。 :: スマートブレイン潜入の際、エラスモテリウムオルフェノクが発射した毒針を数発受けた挙句、壁に叩き付けられ死亡。死に際に天邪鬼な海堂の告白の時にも、以前から海堂が自分に好意を抱いていた事を見抜いていた事を言い遺した。 :; クレインオルフェノク :: *身長:203cm :: *体重:112kg :: *飛行速度:時速480km :: ツルの特性を持つオルフェノク。人間態でも高感度の聴覚や高いジャンプ力を有する。人を殺す時は大腿部からオルフェノクエネルギーを放出する光の翼を広げ、触れた者の心臓を焼き尽くす。口部からは超高周波を発生させることも可能。 :: 劇場版ではホースオルフェノクと同様に激情態へと進化しており、専用武器として猛毒を持つ弓矢を持つが未使用。激情態から脚部を変化させて飛行する飛翔態にも変身可能。 : ; 海堂 直也(かいどう なおや) : 演 - 唐橋充 : 23歳。一人称は「俺」だが、「俺様」を用いることもある。元音大生で、クラシックギターで天才的な才能を発揮していたが、その才能を妬んだ教授が仕組んだバイク事故で演奏家生命を絶たれる〔この教授もまたオルフェノク(オウルオルフェノク)で、密かに学生を襲っていたが、自分を超える才能のある学生は殺さずに才能だけを潰していた。直也は事故が仕組まれたものだったと見抜いていたが、教授が事故の犯人であることは知らなかった。〕。 : その後、無頼の日々を送っていた折、偶然居合わせた喫茶店で、勇治と結花の教育をスマートブレインから任されていた戸田英一(スクィッドオルフェノク)が店内の人間を無差別に襲った際に犠牲者となるが、それによってスネークオルフェノクとして覚醒する。以後、その覚醒を目撃した勇治や結花と生活や行動を共にする。オルフェノクとして、人々を襲う側に回ろうとしていた矢先に夢を託せる後輩と出会い、音楽への未練に終止符を打つ。後に巧がスマートブレインにファイズギアを返却した際は、一時ファイズとなって役に立たないオルフェノクの処分を担っていた。 : 露悪的な性格で、時に感情の赴くまま奇矯な行動に出るが、本心では人間を愛しており、常に周囲を気にかけている。「〜ちゅうか」が口癖。共に暮らす3人のオルフェノクの中で唯一オリジナルではない。また最も人間臭く、勇治たちを見捨てて逃げたこともあれば、後述の照夫を不器用ながら気にしたり、勇治の生き方を尊敬もしていた。また25話で小林義雄(ラビットオルフェノク)と人間を捨てようと奔走した果てに、彼に「人間を捨てようと思っても、捨てられない所が俺様の良い所だ」と言っている。恋愛に関しては一途で、真理に一目惚れして幾度もプロポーズを重ねるが、彼女にはその気持ちを受け入れてもらえず、その恋は実ることはなかった。その後は気が逸れたのか、特に真理を意識する場面はなくなっており、気分屋でもある。また、意外ではあるがタマネギが苦手。 : 物語後半、偶然居合わせたビル火災の現場から少年・鈴木照夫を救出、当初は鬱陶しがっていたものの、次第に自分と同じで周囲を撥ね付ける照夫に同情していく。照夫へと注がれた情愛はやがて人類を守ろうとする決意へと変わる。終盤に勇治からライオトルーパー部隊の隊長に選ばれるも、真理と照夫を戦いに巻き込もうとすることを知ったことで反発する。人類抹殺を選んだ勇治の心変わりに絶望して彼の元を離れ、自分がかつての勇治のように人間を守ることを誓う。その後、照夫に宿っていたオルフェノクの王を倒さんとする巧たちと戦う道を選び、最終的に人間側についたオルフェノクの中では巧と直也だけが生き残った。 : 最終決戦後は保育士として働いている三原と里奈の姿を確認した後、死んでいった勇治や結花に思いを馳せつつどこへともなく旅立っていった。 : スマートブレインから(スマートレディ個人によるもの)支給された愛車はホンダ・CB1300 SUPER FOUR。 :; 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 :: 結花に想いを寄せているが中々言い出せないでいる。スマートブレインに潜入した際、秘めた想いを告げて結花の最期を看取った後、激昂してエラスモテリウムオルフェノクに挑みかかるが、呆気なく喰い殺された。 :; 『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』 :: ショッカーの陰謀に翻弄される巧たちの前にフラリと現れ、全ての真相を知っている素ぶりを見せる。巧に対して、ショッカーとの戦いから身を引くことを要求し、巧や他のライダーに拒まれつつも警告を重ねる。 :: 真相に気が付いた巧達に語ったその真意は、歴史改変装置が破壊されることで巧が再び死者となるのを防ぐことにあった。最終決戦では歴史改変マシンの破壊を阻止すべくスネークオルフェノクとして巧に挑み、「皆の死に意味などなく、ただ悲しいだけ」「おまえだけでも生きていてくれ」と思いを吐露する。 :: 最期はクリムゾンスマッシュを喰らい、正義の味方であることを選んだ巧に「馬鹿」と言って崩れ落ちる。 :: 歴史改変が修正された世界では、ただ一人改変された世界での出来事を覚えているかのように、巧に思いを馳せていた。 :; スネークオルフェノク :: *身長:209cm :: *体重:130kg :: ヘビの特性を持つオルフェノク。牙から放つ、敵を失血死させる猛毒が武器。当初は素手で戦っていたが、終盤や劇場版では円状・直状の刃が一体となった2本の小剣を武器にしていた。 :: ゲーム版では蹴り技主体の戦法が採用されている。 : ; 木村 沙耶(きむら さや) : 演 - 斉藤麻衣 : 18歳。一人称は「私」。流星塾の出身者で、デルタギアの最初の適応者。真理によれば温厚だが芯の強い性格である。 : 巧と真理が一向にクリーニングの仕事を手伝わないので、啓太郎が新人アルバイトを募集した際にやってきた。猫舌であり、同じ性質の巧が妙な仲間意識を持った。しかし彼女の本当の目的は、デルタギアの力に溺れないであろう巧に近づき、どういう人間か知った上でデルタギアを渡すことだった。デルタギアを塾生たちの手に委ねたところ、力に溺れた塾生たちの間に亀裂が生じ、澤田と共にギアを回収したが、澤田はスパイダーオルフェノクに覚醒してしまい、そのため誰にも知らせずにとった行動であった。 : 「西洋洗濯舗 菊池」でアルバイトをしつつ、デルタとして巧を影からサポートしていたが、巧の人柄を知ってデルタギアを託そうとした瞬間、スパイダーオルフェノクに殺され、ギアは北崎に奪われた。 :; HERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』 :: 劇場版には登場していないが、前日談となる小説では、触れただけで使徒再生の効果を生み出す『青いバラ』によって流星塾生がほぼ全滅した中で唯一人オルフェノクに覚醒したことが三原から雅人に告げられている。 :; 小説『異形の花々』 :: ドラゴンオルフェノクの正体として登場する。流星塾一の美人と評されている。 : ; 三原 修二(みはら しゅうじ) : 演 - 原田篤 : 流星塾の出身者。仮面ライダーデルタのメイン変身者。一人称は「俺」。控え目で戦いを嫌い、当初はオルフェノクとの戦いへの関わりを避けようとし続けていて、デルタギアを託されて戦うよう求められても、生来の気弱な性格から拒絶した。しかし雅人の戦う姿を見て、また里奈の叱咤激励を受けて自身も戦うことを決意し、一時は戦意を喪失しかけるものの、覚悟を決めてデルタギアの最終的な装着者となる。多くの流星塾生はデルタに変身した場合はその力に取り憑かれてしまっていたが、三原は決して力に溺れることはなく、それがデルタの正装着者となる決め手だった。 : 変身当初は巧や雅人といった戦い慣れしている2人に比べれば力不足であったが、巧や雅人、直也との共闘では十分に活躍している。終盤では自らがデルタギアを放棄しようとしたせいで事故にあった里奈の言葉を受け、デルタとして戦う覚悟を決め、その後の雅人の死をも受け入れるなど精神的成長を見せ、弱音を吐くこともなくなり、北崎の変身した最大の強敵であったドラゴンオルフェノクとの対決では勝利の立役者となった。 : 巧との個人的な関わりは薄く、当初は雅人の入れ知恵や彼がオルフェノクであることからやや懐疑的に見ていたが、共闘を経て強く信頼するようになり、彼に強く反発する雅人を咎めたこともあった。 : 自分たちと同じ境遇の子供達の力になりたいという理由から、普段は里奈と共に養護施設「創才児童園」〔スマートブレインが“流星塾”と同様の目的で設立した養護施設であったが、戦いが終わった後も存続している。〕でアルバイトの保育士をしている。 : 最終決戦の後日、里奈と創才児童園で談笑していた。 : 愛車はホンダ・フォルツァ。 : オルフェノクと人間の戦いに参加し、最後まで戦い抜いた上で、明るい生活に戻ったことが明示された数少ない人物である。 : :; HERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』 :: 劇場版には登場していないが、前日談の小説では、デルタとしてライオトルーパーver.2と戦ったが、雅人の策略で窮地に追い込まれ、直後に『青いバラ』に触れてしまい灰化、死亡している。 : ; 阿部 里奈(あべ りな) : 演 - 河西りえ : 流星塾の出身者。一人称は「私」。気丈な性格で強い意思の持ち主。第39話で1度だけデルタに変身したことがあるが、その後も精神に変調をきたすことはなかった。デルタギアが三原の手に渡ってからは彼のパートナー的存在になり、普段は三原と共に「創才児童園」のアルバイト保育士をしつつ、三原を支えた。 : 最終決戦の後日、三原と創才児童園で談笑していた。真理を除く最初に登場した流星塾生で唯一、最後まで生き残った人物である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面ライダー555の登場人物」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 List of Kamen Rider 555 characters 」があります。 スポンサード リンク
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