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干しいも(ほしいも、干し芋)はサツマイモを蒸して乾燥させた食品である。日本においては全国各地で作られているが、産業としては8割以上が茨城県で生産されている。正式名は「甘藷蒸切干」だが〔茨城県ホームページ:発見!!いばらき ほしいも 〕、「乾燥芋(かんそういも、かんそいも)」「きっぽし」「いもかち」などと呼ばれることもある。 == 概要 == 大きさはサツマイモによって様々だが、一般的に店頭で販売されているものは一片が長さ10~15cm、幅5cm程度の細長く薄い板状をしている(平干し)。薄切りにしないまま干した「丸干しいも」と呼ばれる長さ10cm、直径2~3cm程度の棒状のものもあるほか、近年は食べやすいように角棒状に細切りにした商品も出回っている。表面が白い粉で覆われている場合があるが、これは芋の自己分解で生まれた糖分が表面に出て結晶化したもので、カビではない。 適度な水分を含むため、粘度のある噛み応えとサツマイモらしい甘味が特徴的である。そのまま生で食べてもよいが、火であぶると柔らかくなり甘味も増し、また表面を軽く焦がすことにより香ばしさが生まれる。 栄養面でも優れている。コレステロールは含まれず、整腸作用のある食物繊維を多く含む。ビタミンB1やビタミンC、カリウムにも富んでいる〔ひたちなか市農政課:たべたいもん ほしいもーん 〕。アルカリ性食品に分類されることも、健康に良い根拠として挙がる場合がある〔。 後述するように複雑な製法ではないが、時間と手間がかかるため、価格は1袋500gで1000円程度するものもある。また製造時の端切れを集めたものを「切甲(せっこう)」「しろた」と言い〔「干しいもパイ「ほっしぃ~も」商品化-規格外の切れ端を活用 」(水戸経済新聞 2010年4月22日)〕、通常品の半値程度で販売されている。形が整っていないために二級品扱いで安価ではあるが、味は変わらない。家庭でも作ることができるが、美味しく仕上げるには蒸し方にある程度のコツが必要となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「干しいも」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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