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亀甲船(きっこうせん、きこうせん、朝鮮語読み;コブッソン、)とは、李氏朝鮮時代に存在したとされる朝鮮水軍の軍艦の一種。日本では一般に「亀甲船」の通称が用いられているが、本来は「亀船」と呼ばれる船である。 == 史書の記録 == 亀甲船は複数の史書にその存在が記されている軍艦であるが、現存する船体がない事、史書の記述があいまいな事から詳細は明らかではなく、実在が疑問視される艦である。亀船についての記述が初めて登場するのは15世紀の太宗実録である〔『太宗実録』十三年二月五日甲寅 上過臨津渡觀龜船倭船相戰之狀 『太宗実録』十五年七月十六日辛亥其六龜船之法衝突衆敵而敵不能害可謂決勝之良策更令堅巧造作以備戰勝之具〕。豊臣秀吉による文禄・慶長の役で実際に運用されたとされるが、朝鮮側の記録にもたった5隻建造されたと書かれているに過ぎず、日本側の記録にはその存在を伺わせるものはまったく登場しない。 *李舜臣行録 *:「亀甲船の大きさは、板屋船(当時の主力戦艦)とほぼ同じく上を板で覆い、その板の上には十字型の細道が出来ていて、やっと人が通れるようになっていた。そしてそれ以外は、ことごとく刀錐(刀模様のきり)をさして、足を踏み入れる余裕も無かった」、「前方には竜頭を作り、その口下には銃口が、竜尾にもまた銃口があった。左右にはそれぞれ6個の銃口があり、船形が亀のようであったので亀甲船と呼んだ」、「戦闘になると、かや草のむしろを刀錐の上にかぶせてカモフラージュしたので、敵兵がそれとも知らず飛び込むとみな刺さって死んだ。また、敵船が亀甲船を包囲するものなら、左右前後から一斉砲火をやられた」 亀甲船(亀船)が具体的に登場する史書は、『李舜臣行録』と『忠武公戦書(李忠武公全書)』(『乱中雑録(乱中日記)』)のみで、名前だけが登場するものに『太宗実録』などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亀甲船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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