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二十一世紀の起源 : ミニ英和和英辞書
二十一世紀の起源[にじゅういちせいきのきげん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [に]
  1. (num) two 
二十 : [はたち]
 【名詞】 1. (1) 20 years old 2. (2) 20th year 
: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
十一 : [じゅういち]
 【名詞】 1. 11 2. eleven 
: [いち]
  1. (num) one 
一世 : [いっせい]
 【名詞】 1. a lifetime 2. a generation 3. foreign immigrant 4. Japanese immigrant to USA 
一世紀 : [いっせいき]
 (n) century
: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
世紀 : [せいき]
 【名詞】 1. century 2. era 
起源 : [きげん]
 【名詞】 1. origin 2. beginning 3. rise 
: [みなもと, げん]
 【名詞】 1. source 2. origin 

二十一世紀の起源 : ウィキペディア日本語版
二十一世紀の起源[にじゅういちせいきのきげん]

二十一世紀の起源』(仏語''L'Origine du XXIème siècle'')は、ジャン=リュック・ゴダール監督による、2000年製作のフランスの短篇映画である。第53回カンヌ国際映画祭の要請により、カナル・プリュスの提供によってつくられ、2000年5月10日、同映画祭開会式で上映された。ゴダールの20世紀最後の作品であり、2000年代の最初の作品である。'L'Origine du XXIème siècle'')は、ジャン=リュック・ゴダール監督による、2000年製作のフランスの短篇映画である。第53回カンヌ国際映画祭の要請により、カナル・プリュスの提供によってつくられ、2000年5月10日、同映画祭開会式で上映された。ゴダールの20世紀最後の作品であり、2000年代の最初の作品である。')は、ジャン=リュック・ゴダール監督による、2000年製作のフランスの短篇映画である。第53回カンヌ国際映画祭の要請により、カナル・プリュスの提供によってつくられ、2000年5月10日、同映画祭開会式で上映された。ゴダールの20世紀最後の作品であり、2000年代の最初の作品である。
== 概要 ==
20世紀の最後の年、2000年の第53回カンヌ国際映画祭開会式で上映されるべく、本作はゴダールに発注された。『ゴダールの映画史』(1988年 - 1998年)にも出資したフランスのテレビ局カナル・プリュスが出資し、『ヌーヴェルヴァーグ』(1990年)以来のゴダールの製作上のパートナー、ルート・ヴァルトブルゲールヴェガ・フィルム社が本作を製作した。
1998年に10年がかりの大作『映画史』を完成したゴダールは、同様のアーカイヴ・フッテージのモンタージュで本作をつくる。「1990年」「1975年」「1960年」「1945年」「1930年」「1915年」「1900年」と15年ごとに遡るが、「わたしたちの人生のもっともうつくしい時代(''Les plus belles année de notre vies'')」のどのときにも、わたしたち人類は戦争を戦っていたことを思い知らされる。冒頭にタイトル『''L'Origine du XXIème siècle''』が大文字で表示されるとき、「わたしにとって ''pour moi''」という文字が示される。あくまでもゴダールの私論なのである。
スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980年)、ゴダール監督の『2人の子どもフランス漫遊記』(共同監督アンヌ=マリー・ミエヴィル1977年 - 1978年)や『勝手にしやがれ』のパトリシア・フランキーニ(ジーン・セバーグ)のラストショット、マックス・オフュルス監督の『快楽』(1952年)の最後の挿話、ロジェ・レーナルト監督の『最後のバカンス』(1947年)、アンドレ・マルロー監督の『希望』(''L'Espoir''1939年 - 1945年)、カール・ドライヤーの『吸血鬼』(1932年)など数々のフィクションと、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争ヴェトナム戦争第二次世界大戦などの戦争や、レーニンの葬儀、アドルフ・ヒトラーのカラープリントなど数々のニュースリール、そして『映画史』にも紛れ込んでいたようなポルノ画像がモンタージュされる。
電子音楽で知られるのピアノ曲が流れるのは、ドイツのレコード会社ECMと、フランソワ・ミュジーとゴダールの蜜月関係による。ボリス・ヴィアンも愛したSF作家A・E・ヴァン・ヴォークト、労働問題を専門とする社会学者アンリ・ヴァカンノーベル文学賞を受賞した哲学者アンリ・ベルクソン、ナチスのニーチェ濫用を早期に指摘した思想家ジョルジュ・バタイユ、王権神授説を唱えた17世紀の神学者ジャン=ベニーニュ・ボシュエ、そして20世紀後半の寡作で孤高の小説家ピエール・ギュヨタのテクストが読み上げられる。読み上げるのはギュヨタであり、女優イザベル・ユペールの夫でゴダールの友人であるロナルド・アリエル・シャマの声である。
本作は、2006年6月27日、ドイツのECMレコードから全世界発売されたゴダールとアンヌ=マリー・ミエヴィルの短編集DVD(''Four Short Films'' / ''Quatre Films Courts'')に収録された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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