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エンジンの振動(エンジンのしんどう)では、レシプロエンジンにおいて主にピストンが上下することによって発生する振動について記述する。 クランクシャフトの回転数と同じ周波数の振動を一次振動、2倍の振動を二次振動といい、さらに高次の振動もあるが、実際に問題となるのは一次振動、二次振動が主である。 == 単気筒エンジンの振動 == レシプロエンジンはクランクシャフトを用いるために、質量を持つクランクピンが回転することによる振動が発生する。この振動はバランスウェイトをクランクピンと反対方向に付けることによって解消される。しかしながら、これだけではピストンとコネクティングロッドが往復運動することによって発生する振動を消すことは出来ない。そこでさらにバランスウェイトを追加する。ピストンが上死点に達した時に釣り合う分のバランスウェイトを追加された状態をオーバーバランス率100%と言う。この状態では上下方向の振動は打ち消される。その代わりこれではクランクシャフトが上死点から90°回転した時にオーバーバランスとなり、上下方向の振動が左右方向への振動へと変換された状態となる。実際にはオーバーバランス率を50%程度に設定される。一次振動を低減するためにバランスシャフトを用いる場合もある。 このような対策の施されていないレース用エンジンの場合、時に振動の激しさが操縦者に健康上の悪影響を及ぼす場合もある。代表的な例がかつて日本のオートレースライダーの間で職業病として問題となった白蝋病である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エンジンの振動」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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