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五体面(ごたいめん)は、熊本県八代市の松井文庫が所蔵する妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』などに描かれている日本の妖怪。 == 概要 == 人間の頭に手足がついたような姿をしている。絵巻には名前と絵があるのみで解説文は一切なく、詳細は不明である。 『ばけ物つくし帖』には五体面と同じ妖怪が描かれており、下国の人という名前が記されている。また、絵巻物『百物語化絵絵巻』にもおなじデザインの妖怪が描かれていることが確認できる。 五体面という名前の「五体」とは頭、両手、両足のことを指していると見られている。水木しげるは、著書において腹出しの仲間ではないかと解説している(腹出しの図版として佐藤有文の著作に掲載されている古文献の図版では人間の頭部から手足が生えているかたちのものが描かれている〔佐藤有文 『日本妖怪図鑑』 立風書房 1972年 144頁〕)。妖怪研究家・多田克己は、絵では蟹股の足で横に這うように歩いており、「蟹の横這い」とは物事が本筋からずれていく様子を指す慣用句でもあることから、そのように物事の邪魔をする妖怪であり、世間体を意味する「体面」(たいめん)との言葉遊びで描かれた妖怪画ではないかとの解釈を示している。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五体面」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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