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箱ひげ図(はこひげず、箱髭図、box plot、box-and-whisker plot)とは、データのばらつきをわかりやすく表現するための統計学的グラフである。主に多くの水準からなる分布を視覚的に要約し、比較するために用いられる。ジョン・テューキーによって1970年代に提唱された。様々な分野で利用されるが、特に品質管理で盛んに用いられる。箱(box)と、その両側に出たひげ(whisker)で表現されることからこの名がある。 == 定義 == 箱ひげ図は五数要約(five-number summary)と呼ばれる(頑健な)要約統計量 * ''Q''0/4 : 最小値(minimum) * ''Q''1/4 : 第1四分位点(lower quartile) * ''Q''2/4 : 中央値(第2四分位点、median) * ''Q''3/4 : 第3四分位点(upper quartile) *''Q''4/4 : 最大値(maximum) を表すグラフである。第1四分位点から第3四分位点までの高さに箱を描き、中央値で仕切りを描く。ただし、ひげや外れ値、箱の幅・形などの扱いにはいくつか変種がある。簡明なのは最大値と最小値をひげの端で表したものである。外れ値も扱うときには閉区間 : の外にあるものを(もしあれば)外れ値として個別に表示し、外れ値を除いたものの最大値・最小値にそれぞれひげの端をとる〔R言語の boxplot もデフォルトではこのようにプロットする。〕。母集団は実際には様々なタイプの確率分布に従うわけだが、箱ひげ図はそのような仮定に関係なく、データの分布を表現することができる。箱の各部分の間隔から分散や歪度の程度を知ることもできる。抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「箱ひげ図」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Box plot 」があります。 スポンサード リンク
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