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五台山(ごだいさん)は、中国山西省東北部の五台県にある古くからの霊山である。標高3,058m。仏教では、文殊菩薩の聖地として、古くから信仰を集めている。旧字表記では、五臺山。別名は、清涼山。2009年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。 == 概要 == 山名の由来は、この山が五つの主要な峰によって構成されていることによる。 * 東台 望海峰 * 西台 挂月峰 * 南台 錦綉峰 * 北台 葉頭峰(最高峰。海抜3058m) * 中台 翠岩峰 山内には、北魏の時期に大浮図寺と呼ばれる寺が建立され、それ以後、多数の山岳寺院が建立された。 その最も繁栄した時期には、300以上の寺が林立していたといわれる。観音菩薩の霊場である普陀山と、普賢菩薩の霊場である峨眉山、地蔵菩薩の霊場である九華山と並んで、中国仏教の聖地とされる(中国三大霊山、中国四大仏教名山)。現在でも、台内に39ヶ寺(南山寺、顕通寺、塔院寺、碧山寺、普化寺、観音洞、龍泉寺、金閣寺など)、台外に8ヶ寺(延慶寺、南禅寺、秘密寺、尊勝寺など)で、合計47ヵ寺の寺院が存在する。 日本の平安時代から鎌倉時代の入唐僧や入宋僧の多くも、天台山と共に率先してこの山を訪れた。また、チベット仏教の教徒の尊崇も集めており、菩薩頂と呼ばれる寺院のある五台山は、中国内地では、漢伝仏教とチベット仏教との唯一の共通の聖地となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五台山 (中国)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mount Wutai 」があります。 スポンサード リンク
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