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五酸化二窒素(ごさんかにちっそ、dinitrogen pentoxide)は、化学式が N2O5 と表される窒素酸化物の一種。常温では無色で吸湿性のイオン結晶である。硝酸の酸無水物に当たり、無水硝酸(むすいしょうさん)とも呼ばれる。窒素の酸化状態は+5価である。 融点は 30 ℃、昇華点は 32.4 ℃ であり、気体では右の構造式に示すような分子状となる。45–50 ℃ で二酸化窒素と酸素に分解する。 == 合成 == 1840年、アンリ・ドビーユによって硝酸銀 AgNO3 と塩素 Cl2 から初めて作り出された。 実験室で用いられる合成法は、硝酸 HNO3 を五酸化二リン P4O10 で脱水するものである〔Holleman, A. F.; Wiberg, E. ''Inorganic Chemistry''; Academic Press: San Diego, 2001.〕。 : P4O10 + 12 HNO3 4 H3PO4 + 6 N2O5 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五酸化二窒素」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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