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井上 夢人(いのうえ ゆめひと、1950年12月9日 - )は、日本の小説家・推理作家。福岡県生まれ。多摩芸術学園映画科中退。本名は井上 泉。ペンネームはビートルズの楽曲「夢の人 - ''I've Just Seen A Face''」に由来。 == 経歴・人物 == 徳山諄一とコンビを組み、「岡嶋二人」のペンネームで、1982年に『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞しデビューする。その後、二人で創作活動を続けるものの、1989年刊行の『クラインの壺』を境にコンビは解消され、井上は現在のペンネームである「井上夢人」で創作活動を続けている。なお『クラインの壺』はほとんど井上の手によって書かれたものである。 1992年、新潮社刊行の『ダレカガナカニイル…』にて再デビューする。井上は岡嶋時代も執筆をすべて担当していたこともあり、軽快で上品な文体はそのまま引き継がれている。内容的にはややSFへの傾斜が強くなった。自身も再デビューしてから純然たるミステリーは書いていないと語っている。 現在では井上夢人としての活動していた時間が岡嶋二人としての活動していた時間より長くなったが、作品数では少ない。大沢在昌は作品集『あわせ鏡に飛び込んで』発表に際する対談で「仕事を怠けている」と評している。 初期のパーソナルコンピュータが「マイコン」と呼ばれていた時代からコンピュータを趣味としており、度々作中に素材として登場するなどするため、しばしばコンピュータに強い作家と言われる。また自身のサイトでも自分の作品の冒頭部や解説の立ち読みが可能となっていたり、かつてアサヒグラフ別冊に書いたエッセイを自ら電子書籍化するなどするなどコンピュータへの強さが伺える。また小説の型を取っ払った新しい小説として、ハイパーテキスト小説「99人の最終電車」を執筆した。1999年には我孫子武丸、笠井潔、小森健太郎、貫井徳郎、法月綸太郎らと、電子書籍を供給する作家集団e-novelsを立ち上げ、技術面を一身に担うなど中心的存在となったが、2003年退会した。e-novelsは2007年に活動を休止している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「井上夢人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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