|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 井 : [い] 【名詞】 1. well ・ 辻 : [つじ] 【名詞】 1. street 2. crossroad ・ 朱 : [しゅ, あけ] 【名詞】 1. (1) scarlet 2. red 3. (2) bloody ・ 美 : [び] 1. (n,n-suf) beauty
井辻 朱美(いつじ あけみ、1955年12月12日 - )は日本の翻訳家、ファンタジー小説家、歌人。白百合女子大学文学部児童文化学科教授。 英米のファンタジー小説を多く翻訳する。また自身も、ロード・ダンセイニ〔井辻朱美『ヘルメ・ハイネの水晶の塔 下』講談社、1991年8月20日〕などの英米ファンタジーの世界観の影響を受けたファンタジー小説を多数著している。短編集『風街物語』(1988年)には、「ダンセイニの血をうけて、生れ落ちたばかりのファンタジー」という帯がかかっていた〔井辻朱美『ヘルメ・ハイネの水晶の塔 下』講談社、1991年8月20日〕。児童文学総合雑誌「ネバーランド」(てらいんく刊行)編集委員(他に、ときありえ、菊永謙、矢崎節夫)。 歌人としては短歌結社「詩歌」にて、前田夕暮の長男である前田透に師事した後、1984年より歌人集団「かばん」創刊メンバーとして所属。本人がFT短歌(ファンタジー短歌)と呼ぶ独特の世界観を持ったファンタジックな短歌を詠む〔井辻朱美『ヘルメ・ハイネの水晶の塔 下』講談社、1991年8月20日〕。詩人・翻訳家の原葵は「壮大なスペース・ロマンが短歌の中で繰りひろげられている。どの歌もすべて物語の予感にみちている。」と評している〔井辻朱美『ヘルメ・ハイネの水晶の塔 下』講談社、1991年8月20日〕。現在、同誌発行人。 オペラが趣味でドイツ語に長じ、NHK-BSで字幕を手がけた経験もある。裏千家茶道準教授、藤間流の日舞名取でもある。夫は哲学者の黒崎政男。 == 略歴 == * 1955年、東京都新宿区に生まれる。大蔵省官僚・大林組副社長となる井辻憲一(1924-97)の長女〔『人事興信録』1995〕。 * 1974年、東京教育大学附属高等学校卒業。高校在学中より「ユリイカ」に詩を投稿。『指輪物語』を原書で読み、ワーグナー理解のためドイツ語を学び、ヴァイオリンを弾く。東京大学理科二類入学、大学のオーケストラで黒崎政男と出会う。4年生の頃作歌を始める。 * 1978年、東京大学理学部生物学科人類学専攻卒業、同大学院人文系研究科比較文学比較文化専攻進学。前田透主宰「詩歌」に参加。作品「水の中のフリュート」で第21回短歌研究新人賞受賞。 * 1980年、「ファンタジーの構造をめぐって-C・S・ルイスとジョージ・マクドナルド」を論文として修士号取得。SF小説「ザ・テール・オブ・ザ・スターリット・シティ」で第3回新書館フォアレディース賞受賞(選者は寺山修司)。 * 1984年、前田透の死去により「詩歌」解散。中山明、林あまりらとともに歌人集団「かばん」創刊。 * 1986年、訳書『エルリック・サーガ』シリーズ(マイケル・ムアコック:ハヤカワ文庫)が第17回星雲賞(海外長篇翻訳部門)受賞。 * 1990年、「かばん」発行人に就任。 * 1996年、訳書『歌う石』(O・R・メリング:講談社)が、第43回サンケイ児童出版文化賞受賞。 * 1998年、白百合女子大学文学部児童文化学科助教授。 * 2003年、『ファンタジーの魔法空間』にて第27回日本児童文学学会賞受賞。訳書『影の王』(スーザン・クーパー:偕成社)が第10回BABEL国際翻訳大賞児童文学・絵本・ヤングアダルト部門受賞。 * 2004年、教授に昇進。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「井辻朱美」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|