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亜種(あしゅ、)は、生物の分類区分で、種の下位区分である。動物学では種の下位区分は亜種のみであるが、植物学では他に変種・品種も用いる。動物における品種は亜種よりさらに下位の区分として用いられることがある。(犬種・人種等。ただし人種・犬種は亜種とみなす見解もある)学名を単独で挙げる際にはssp.と置く。 地域的に隔絶した離島等で亜種が出現しやすい。例えば、キツツキの一種であるアカゲラは日本全土に分布するが、離島を中心に数種の亜種が存在する。亜種が記載されている種では、必ず種小名と同じ学名の亜種が存在し、これは原亜種、原名亜種、基亜種等と呼ばれる。種記載のタイプ標本(記載の時に基準とされた個体を保存した標本)に該当する亜種のことであり、分化の元となった原種という意味ではない。 亜種同士では交配が可能な場合があるため、既存の亜種が生息する地域に別の亜種を持ち込む場合は両者の交雑が起き、遺伝的多様性が変わってしまうことに注意が必要である(遺伝子汚染を参照のこと)。 ==関連項目== *個体群 *品種 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亜種」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Subspecies 」があります。 スポンサード リンク
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