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交鈔
交鈔(こうしょう)とは中国の金王朝と元王朝の時代に発行された紙幣を指す。元のもとでは1260年から1356年にかけて中国で流通した。世界初の紙幣としては宋の交子があり、交鈔はさらに広範な領域で通貨として流通した。宋の交子が当初は鉄貨の引換券だったのに対して、交鈔は当初から通貨として発行されたという特徴をもつ〔湯浅 (1998) p.170〕。 == 概要 ==
=== 金王朝 === 交鈔という名称の紙幣は、女真族の王朝である金の時代から存在していた。華北では銅が不足しており銅貨の発行に支障があったため、金は北宋を滅ぼしたのちに、宋の交子にならって紙幣と銀を導入した。こうして海陵王の時代に交鈔が発行され、のちに銀の貨幣として承安宝貨や、馬蹄銀である秤量貨幣の元宝銀も発行された。しかし交鈔は増発がされてインフレーションを起こし、金の滅亡の一因にもなった〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「交鈔」の詳細全文を読む
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