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京元本線(キョンウォンほんせん)は、広義には大韓民国(韓国)ソウル特別市龍山区と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)江原道元山市とを結ぶ鉄道路線。 国家の南北分断に伴い路線も分断されており、韓国側ではソウル特別市龍山区にある龍山駅から江原道鉄原郡にある白馬高地駅までの94.4kmが韓国鉄道公社によって運営されている。本稿では主に韓国側の路線について記述する。 == 歴史 == ===分断前=== 元々は日本統治時代の朝鮮において、日本海側の港町元山とソウル(当時の呼称は「京城」)の間を結ぶための223.7kmの路線として、1910年に着工。1914年に龍山駅 - 元山駅間が全線開業した。しかし、ここには背梁山脈という難所があり、特に福渓駅 - 高山駅間に至っては25‰(パーミル、1000分の25)の急勾配が設けられたため、建設・運行には様々な苦労があった。なお、途中の鉄原駅からは私鉄路線の金剛山電気鉄道が1924年から分岐するようになり、京元線に直通して京城駅 - 内金剛駅間を結ぶ夜行臨時列車が設定されたこともあった。 後には満州(中国東北部)への連絡を図るため敷設された元山駅 - 会寧駅間の咸鏡本線(617.6km、1928年9月全通)と共に、朝鮮半島から満州へのルートの一つにもなった。そのため軍事輸送も増したことなどから、終戦間近の1944年には急勾配区間の福渓 - 高山間が直流電化(3000V)され、「デロイ型」と呼ばれる電気機関車が投入された。 1945年、第二次世界大戦において日本が敗戦した後、朝鮮半島は北緯38度線を境に南はアメリカ軍、北はソ連軍に占領され、この影響により同年9月11日に京元線は北緯38度線を境に南北に分断される。但し、当時、漣川は38度線より北の北朝鮮側であったため、朝鮮戦争が勃発するまでは東豆川駅が南側の最北端であった。しかし、朝鮮戦争勃発により、南北の占領地域が激しく変わったため、細かい運行地域は不明であるが、韓国側では朝鮮戦争終結後は長らく軍事境界線の手前の新炭里駅(京畿道漣川郡)までの営業となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京元線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gyeongwon Line 」があります。 スポンサード リンク
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