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京急ウィング号(けいきゅうウィングごう)とは、京浜急行電鉄が運転する列車愛称である。 運転形態は座席定員制のホームライナーである〔大塚良治『「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか』東京堂出版、2013年12月、34頁。〕。座席定員数の着席整理券(乗車整理券)を発行することにより、長距離旅客に対し着席を保証している列車である。 本項では、派生列車のモーニング・ウィング号についても記載する。 == 運行概要 == === 京急ウィング号 === 1992年(平成4年)4月16日に運行を開始した。平日夕ラッシュ時、最も利用の多い時間帯を過ぎた後に運行される下り列車で、品川駅 - 京急久里浜駅・三崎口駅間を京急本線・久里浜線経由で運転される。『京急電車時刻表 2012年10月21日(日)ダイヤ改正号』および『東京時刻表』(どちらも交通新聞社発行)では種別欄に「快特」(京急ウイング○号)と表記される。なお『京急時刻表2015年12月5日(土)ダイヤ改正号』(京急アドエンタープライズ発行)では、種別欄に「ウィング」(ウィング○号)(モーニング・ウィング○号)と表記されるようになった。京急の冠を取って、「ウィング号」と呼ばれる事が多い。 品川駅18時45分発の1号から22時5分発の11号まで20分間隔で運転される。3号までは京急久里浜行、4号からは三崎口行となる。品川駅では他の列車の運行に支障しないよう全列車が行き止まり式の3番線発となっており、在線時間を長く確保している。車両は横浜・横須賀方面から回送され、そのまま3番線に入線する。号数は発車順に1から順番に付与している。 京急久里浜行きは終点で先発する三崎口行きに接続する。三崎口行きは京急久里浜駅で後発の京急久里浜終着列車の接続を受けてから発車する。 特別料金不要列車の最上位種別である快特(エアポート快特を除く)より停車駅が少なく、快特停車駅のうち、京急蒲田駅・京急川崎駅・横浜駅を通過する。上大岡より先の停車駅は快特と同様である。ただし過密ダイヤにより所要時間は同一時間帯の快特とほぼ同等で、先行列車に接近して運転する時間が長い。最高速度は横浜以北でも110km/hに抑えられており、遅延回復時以外120km/h運転は行わない〔そもそもダイヤが乱れた場合、ウィング号の運転を取り止めることが多い。〕。なお前述したように、京急線で運行される一般の快特とは停車駅が異なるが、正式な列車種別としては、同様に「快特」となっている。そのため公式ホームページの時刻表では着席整理券が必要な品川駅では「京急ウィング号」となっているが、それ以外の不要な駅は「快特ウィング号」となっている。 種別・行先表示器には、(1) 種別表示器に終着駅名を表示し行先表示器に「Wing」と表示しているものと、(2) 種別表示器に「Wing」と表示し行先表示器に終着駅名を表示しているものがある(いずれも「Wing」のロゴは京急ショッピングセンターと同じものを用いている)。(1)の表示方法は2000形時代からのもので、その後順次(2)の表示方法に変更され、現在は(2)の表示方法に統一されている。 列車種別表示灯の表示は、品川駅ではが、上大岡駅以南の停車駅は快特と同様になるためが、通過駅では他種別と同様に通過列車を意味するがそれぞれ表示される。 事故や災害などで大幅な遅延が発生している場合、また並行するJR東海道本線系統の運転見合わせ、ダイヤ乱れ発生による振替輸送の依頼を受諾した場合は、運転を取りやめ、「ウィング号」用の車両を青物横丁駅および平和島駅に臨時停車する快特列車として運転することがある。 ; 停車駅 : 品川駅 → 上大岡駅 → 金沢文庫駅 → 金沢八景駅 → 横須賀中央駅 → 堀ノ内駅 → 新大津駅 → 北久里浜駅 → 京急久里浜駅 → YRP野比駅 → 京急長沢駅 → 津久井浜駅 → 三浦海岸駅 → 三崎口駅 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京急ウィング号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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