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京津線(けいしんせん)は、京都府京都市山科区の御陵駅から滋賀県大津市の浜大津駅までを結ぶ京阪電気鉄道の軌道路線である。石山坂本線と合わせて大津線と総称される。ラインカラーは黄色である。 == 概要 == 京津線は正式な起点を御陵駅としているが、列車運行および旅客案内では浜大津駅から御陵駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとされている。御陵駅から逢坂山を越える大谷 - 上栄町間には61‰の勾配区間があり〔、浜大津駅付近は併用軌道となっている。全区間が軌道法の適用を受けている。軌道運転規則では列車長が30m以下と定められているが、京津線では4両編成の電車(1両あたり16.5m)が併用軌道区間を走ることが特例として認可されている。御陵駅から京都市営地下鉄東西線に乗り入れている。 かつて京津線は御陵駅より西にも併用軌道を交えた路線があり、京阪本線と共通の三条駅(のちに同線から分離して京津三条駅と改称)を起点として三条 - 浜大津間を結んでいた。また、蹴上駅付近では碓氷峠並みの66.7‰の急勾配〔京阪電車大津線公式webサイトkeihan-o2.com 上栄町駅 (Internet Archive)〕を越えていた。1997年10月12日に御陵駅以西を廃止し、地下鉄東西線へ乗り入れを開始した。 京津線ではスルッとKANSAI対応カードやPiTaPa、ICOCAが利用できる。ただし、京阪線〔京阪電気鉄道の路線のうち京津線・石山坂本線(大津線)・鋼索線以外の路線〕と異なりPiTaPaの割引サービスは適用されない。三条 - 浜大津間の運賃は競合区間である西日本旅客鉄道(JR西日本)琵琶湖線の京都 - 大津間と比較すると高い(2015年1月時点で京阪が430円、JRが200円)。地下鉄東西線開業後は地下鉄と京津線の運賃が別々に加算されるようになったことから地下鉄東西線開業前に比べて高くなった(下表参照)。また、三条駅で乗り換えて京阪線を利用する場合、地下鉄と京津線の運賃に京阪線の運賃も加算されるうえ、普通乗車券の通過連絡運輸が行われず、乗り換え時にも切符の購入が必要である。ただし、定期券やスルッとKANSAI、PiTaPa、あるいは「京都地下鉄・京阪大津線1dayチケット」などの企画乗車券ではこの限りではない。2009年3月まで京都高速鉄道が保有していた三条京阪 - 御陵の区間について、、通常の乗り入れ形式を取ることになったという経緯がある。 〔 石山坂本線と2線あわせて年間15億円程度の赤字が出ており、一部マスコミから大津線自体の廃線も検討されていると報じられることもあった。そこで京阪本社は地元自治体(大津市など)との間で、今後の運営のあり方についての協議を始めている。京阪はこれら2線の経営を本社から分離し独立採算制をとる分社化を検討しており、当初2004年秋に分社化を予定していたが、この時点で分社化しても収支改善が見込めず経営に行き詰まるという理由で見送られ、経費削減を図り収支が均衡した時点で分社化することになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京阪京津線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Keihan Keishin Line 」があります。 スポンサード リンク
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