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京言葉(きょうことば、京ことばとも表記)とは、京都で用いられる日本語の方言である。京都弁(きょうとべん)、古くは京談(きょうだん)とも。近畿方言の一種であり、大阪弁とともに上方言葉の中核をなす。広義には旧山城国の方言を指す。 == 概要 == 1000年以上にわたって日本の都があった地域であり、江戸時代中期まで京言葉は日本の中央語(事実上の標準語)とされ、現代共通語の母体である東京方言を含め、日本各地の方言に強い影響を与えた。明治から昭和中期までの標準語普及政策の影響も少ない。 京都は伝統を重んじる保守的な街とされるが、古くからの大都市で京言葉は変化し続けており、平安時代以来の古語はあまり保存されていない。明治維新前後にも大きな変動があったとされ、代表的な京言葉「どす」「やす」「はる」も幕末以降に成立・普及した言葉と考えられている〔井上ほか (1996)、9-12頁。〕。現在では共通語化や関西共通語化(大阪弁化)も進み、伝統的な京言葉を用いるのは高齢層や花街の芸妓社会などに限られている。1993-94年の方言調査によると、「どす」に関して80代では「使用する」と回答した割合が49.2%なのに対し、10代では「聞いたこともない」が54.0%となっている〔岸江信介・井上文子『京都市方言の動態』1997年、近畿方言研究会。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京言葉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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