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京都らくなんエクスプレス(きょうとらくなんエクスプレス)は、合同会社京都まちづくり交通研究所が運行している路線バスである。 元は京都大学のユニットによる実証運行(後述)が行われていたが、その終了に伴い2011年10月15日より運行主体が変更された。 == 概要 == 京都大学工学研究科に設置された「低炭素都市圏政策ユニット」が主体となる実証運行として、国土交通省・京都市・地元企業などの協力のもと、2010年(平成22年)10月15日から運行を開始した。 この運行は社会実験として実施されたもので、公共交通空白域における路線を新設することによる利用動向や、利用促進策(モビリティマネジメント)やデザインなど全般的な施策をともなう路線バスの活性化および、拡散した都市部を公共交通を活用し高度な集積をもつ構造とすることで移動距離の縮減をはかる「低炭素都市圏」の構築などを目指し、同ユニットが主体的に実施した。 京都市南部の高度集積地区(らくなん進都)は1998年に地域が指定され、高度集積のための制度構築や道路網などの整備が行われてきた〔が、公共交通は近隣の各路線とも当地区から外れていたほか、既存の路線バスも運行本数や鉄道との連携などにおいて必ずしも利便性が高い状態とは言えず不満もあった〔。このことから、当地域は自動車交通が中心となっているとされ、これにより高度集積が進んでいないとされていたことから、当地域における公共交通の利便性向上を図ることで利用交通機関の転換をはかるための実証的な実験と位置づけられていた。 実証運行は大学が実施するものとしては日本最大の規模とされており、期間は1年以内を予定していた。なお、同ユニットでは今回の事業により「新しいバスシステムの構築を図る」〔としているほか、京都市が導入を検討している「高規格バス」の先導的役割を果たすことを標榜している。 当初から路線を南へ延伸する構想もあったが、2011年7月15日より大手筋通り(大手筋)までの運行が実現したほか、「らくなん進都」周辺にはバス停が増設された〔〔。 実証運行の終了に伴い、運行主体が移管された。また、その翌日の2011年10月16日改正より、土日祝日の運行を開始した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京都らくなんエクスプレス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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