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伏見線(ふしみせん)は、かつて京都市内に敷設されていた京都市電の軌道路線である。 1895年(明治28年)に京都電気鉄道によって開業された日本初の路面電車。営業用の電車としても日本で最初である。琵琶湖疏水の開削に伴って建設された水力発電所の電力を利用した。平安遷都1100年祭記念事業の一環として建設され、1918年(大正7年)に京都市に買収された。 京都市下京区塩小路高倉から竹田街道を経由し、伏見区の京阪電気鉄道中書島駅までを結んでいた。併用軌道のほか棒鼻 - 肥後町間に専用軌道を有していた。京都市買収後、軌間は狭軌1067mmから標準軌1435mmに拡張された。 毎年正月三が日には京都駅から日本有数の初詣客で賑わいをみせる伏見稲荷大社への参拝客を輸送し、平時には京都市街と伏見を結ぶ重要な路線であったが、1970年(昭和45年)に75年の歴史に幕を閉じた。 == 沿革 == * 1895年(明治28年)2月1日 京都電気鉄道伏見線として七条停車場(踏切南)-下油掛(後の京橋)開業 * 1901年(明治34年)4月12日 高倉陸橋架設/七条駅前(後の京都駅前)-(七条停車場)開業 * 1914年(大正3年) * 時期不明 高倉跨線橋架設/伏見線軌道付替え/高倉陸橋撤去(京都駅移設改修に伴う東海道本線付替えの為) * 3月31日 油掛-東浜開業 * 8月25日 東浜-中書島開業 [伏見線全線開業] * 1918年(大正7年)7月1日 京都市が京都電気鉄道を買収、京都市電伏見線となる * 1921年(大正12年)6月26日 標準軌化 * 1929年(昭和4年)1月16日 京都駅前-塩小路高倉河原町線編入 * 1954年(昭和29年)4月12日 高倉跨線橋架換 * 1964年(昭和39年)10月1日 停留所改称(「京都駅南口」→「京都駅八条口」) * 1970年(昭和45年) * 3月18日 塩小路高倉-中書島の廃止を運輸大臣と建設大臣が認可 * 3月31日 さよなら電車運行 * 4月1日 伏見線全線廃止し、市バス81号系統、81甲号系統(朝夕ラッシュ時のみ運行)、82号系統に転換 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京都市電伏見線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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