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蹴上線(けあげせん)は、京都市の東山仁王門と蹴上の間を結んでいた京都市電の軌道路線である。 == 概要 == 京都電気鉄道によって、内国勧業博覧会会場となった岡崎公園へのアクセスとして建設された。当初は木屋町二条から二条通を東進し、琵琶湖疏水に突き当たってからは疏水に沿って南下の後、仁王門通を南禅寺前まで東に進むルートであった。博覧会の開幕に合わせ、京都駅前から木屋町二条までの区間とともに開業した。蹴上までの延伸を経て京都市に買収される。 買収後は起点を東山仁王門に移すルート変更の上で、標準軌(広軌)へ改軌されて運行が続けられたが、太平洋戦争の激化により休止となり、そのまま廃止された。廃止時には後から開業した京阪京津線とはほぼ並行するようなルートであった。レールは休止時に梅津線に転用されたという説がある〔高山禮三「京都市電概史」『鉄道ピクトリアル』1978年12月臨時増刊号(通巻No.356)、P78〕。買収の時点で木屋町二条と蹴上の間の折り返し運行となっており、市への買収後も休止に至るまで運行系統としては他路線とは独立していた。 休止から2ヶ月後の1945年4月に円勝寺町停留所に、市内から出る屎尿の積込所が設けられ、東山仁王門~東山三条から連絡線を通って京阪京津線(当時は京阪神急行電鉄)に乗り入れ、京阪石山坂本線の粟津駅までの専用輸送が行われた。この屎尿輸送は1946年8月まで続いた(鉄道による糞尿輸送を参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京都市電蹴上線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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