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人びとシリーズ「けやきのき」は内海隆一郎の原作、谷口ジローの作画による漫画。ビッグコミック1993年5月10日号から8月25日号まで連載され、「欅の木」というタイトルで単行本として出版された。つつましく暮らす人々の出会いと別れを描いた短編集である。 == 作品リスト == *欅の木 ビッグコミック1993年5月10日号掲載 :中古だが広い庭付きの家に越してきた原田さん夫婦は、庭木が根こそぎ持って行かれていることに気づく。そして残された欅の木は、葉を近所に散らすため、苦情の元になっていた。近所からの苦情に閉口した原田さんは欅の木を切ってしまおうとする。 *白い木馬 ビッグコミック1993年5月25日号掲載 :長女の芳子から孫のヒロミの世話を頼まれた木下さん夫婦は、祖父母の自分たちにかたくなな態度を見せるヒロミに驚き、心配を募らせる。 *再会 ビッグコミック1993年6月10日号掲載 :東京で活躍するデザイナーの岩崎さんは仕事で訪れた小都市で、離婚のため幼い頃に生き別れになった娘が個展を開いていることに気づく。駆けつけた展覧会場で岩崎さんは1枚の絵に出会う。 *兄の暮らし ビッグコミック1993年6月25日号掲載 :8年前に家を飛び出して一人暮らしをしている兄・啓吉を心配した坂本さんは、兄のアパートを訪れる。久しぶりに再会した兄は、69歳になるにもかかわらず若い頃と同じくいなせで、屋根葺きの仕事に精を出していた。 *雨傘 ビッグコミック1993年7月25日号掲載 :小牧さんの弟が12年ぶりに訪ねてくる。降りしきる雨の中、弟との再会を前に、小牧さんは継母に反発し荒んだ生活を送っていた日々と、必死に継母に懐こうとした弟の思いをふり返る。 *絵画館付近 ビッグコミック1993年8月10日号掲載 :息子夫婦から同居することを強く勧められている大谷さんは、今日も絵画館付近のベンチに向かう。そこにはいつも品のよい老紳士が待っていて、大谷さんの悩みに耳を傾けてくれるのだ。 *林を抜けて ビッグコミック1993年7月10日号掲載 :小学校3年生の弘の家族は、公団住宅へ引っ越すためにかわいがっていた秋田犬のコロをよそにあずけてきた。林の向こうに広がる街並みからコロの鳴き声がすることに気づいた弘は小1の弟を連れて、林を抜けてコロに会いに行こうとする。 *彼の故郷 ビッグコミック1993年8月25日号掲載 :ノエミさんの型染め作品「彼の故郷」が日展で入選した。熱烈な恋愛結婚でハルキさんと結ばれ日本に来たノエミさんは、夭逝したハルキさんへの鎮魂と自らを拒否し続ける姑への謝罪を込めてこの作品を制作したのだ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人びとシリーズ「けやきのき」」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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