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一般社団法人人文地理学会(じんぶんちりがっかい、)は、人文地理学を中心に地理学的な研究を行う日本の学会。本部を京都市に置く。2011年(平成23年)9月30日現在の会員数は1394人〔人文地理学会"人文地理学会2011年(2010年度)協議員会 "2011年11月12日(2012年3月3日閲覧。)〕。 1948年(昭和23年)3月に発足〔財団法人金属系材料研究開発センター"人文地理学会 "産学プラザ、2007年6月25日(2012年3月3日閲覧。)〕。人文地理学を研究し、その進歩普及を図ることを目的とする(会則第2条)。日本学術会議協力学術研究団体〔日本学術会議"日本学術会議協力学術研究団体一覧(サ行) "(2012年3月5日閲覧。)〕、地理学連携機構〔地理学連携機構"JOGS:地理学連携機構 "(2012年3月5日閲覧。)〕に参加している。 学会の事業として機関誌『人文地理』の発行、大会・例会・研究部会・公開セミナーの開催を行う〔人文地理学会"概要>>人文地理学会 "(2012年3月5日閲覧。)〕。 == 歴史 == 第二次世界大戦後、日本の地理学界では東京都以外に本部を置く地方地理学会が相次いで設立された〔竹内ほか(2000):250ページ〕。その中で最初に誕生したのが1946年(昭和21年)9月に設立された西日本地理学会であった〔。西日本地理学会は関西在住の地理学者で組織されたが、機関誌はなく、会員の意見交換や親睦を図るにとどまっていた〔織田(1959):317ページ〕。 こうした中、新教育制度下で社会科が新設され、その中に「人文地理」が置かれたことから人文地理学への関心が高まり、西日本地理学会を発展的に解消し〔、1948年(昭和23年)3月に人文地理学会が発足した〔。会員は約200名であった〔。同年6月には機関誌『人文地理』を創刊、人文地理学の向上発展と一般大衆への人文地理学への知識・関心の普及を目指した〔織田(1959):317 - 318ページ〕。しかし財政難によって機関誌の運営は不安定で、第4号にようやく柳原書店から発行できることになり、文部省から出版物助成も得られ、一応の安定を見ることになった〔織田(1959):318ページ〕。1948年(昭和23年)11月15日には第1回の学術大会を京都大学東方文化研究所(現在の京都大学人文科学研究所)で開催した〔山口(1970):608ページ〕。1965年(昭和30年)より他学会との共催による大会の開催を盛んに行っている〔山口(1970):609ページ〕。 発足から20年が経過した1968年(昭和33年)には会員数が1500人に達した〔山口(1970):607ページ〕。同時期は大学闘争の真っただ中にあり、学会事務所がある建物が封鎖され、わずかな書類だけを搬出して執務することもあった〔水津(1979):1ページ〕。これを契機として京都大学文学部地理学教室からの移転が検討され、1985年(昭和60年)10月に現在の近畿地方発明センター合同ビルの一室に移転した〔矢守(1989):1ページ〕。 1998年(平成10年)11月14日、京都会館において人文地理学会創立50周年記念式典が挙行され、『人文地理学会50年史』が刊行・配布された〔武藤(1999):108ページ〕。また記念講演が同時開催され、成田孝三・竹内啓一・佐々木高明が講演した〔。2014年(平成26年)10月1日、一般社団法人への登記申請を行い、同日付で受理されたことにより、一般社団法人に移行した〔一般社団法人 人文地理学会 編(2014):465ページ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人文地理学会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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