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人物主義 : ミニ英和和英辞書
人物主義[じんぶつしゅぎ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
: [ぬし, おも]
 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god 
主義 : [しゅぎ]
 【名詞】 1. doctrine 2. rule 3. principle 
: [ぎ]
 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor 

人物主義 : ウィキペディア日本語版
人物主義[じんぶつしゅぎ]
人物主義(じんぶつしゅぎ)とは、道徳教育において道徳観念を最高理想とし、その具現化を目指した人物行為を通してを身に付ける、という考え方をいう。
第二次世界大戦以前の日本修身科国定教科書において、この傾向が顕著に見られた。以下、日本の事情について記述する。
== 思想史 ==

=== 人物主義の成立 ===
明治維新以来、修身教育はさまざまな論争が展開されてきたが、教育勅語の発布(1890年明治23年)10月30日)によって、方向性が示され次第に収束していった。翌1891年(明治24年)には「小学校教則大綱」(11月制定〔佐々木、1999、221ページ〕)と「小学校修身教科用図書検定基準」(12月制定〔小寺・藤永、2009、39ページ〕)が策定され、勅語の中に示された孝行・博愛・義勇など12の徳目〔佐々木、1999、219 - 220ページによる。示された徳目の数は学者によって異なる。〕にしたがった教科書がわずか2年のうちに80冊も検定を通過した〔小寺・藤永、2009、38 - 45ページ〕。
これらの教科書は徳目主義と呼ばれる構成をとっていた。これは、勅語に示された徳目を順に配列し、学年を追うごとに徐々に程度を高めていく、というものであった〔村田、1979、62ページ〕。しかし、このような「教育勅語の徳目解説書」〔佐々木、1999、222ページにおける表現〕とも言える無味乾燥な教科書は、当時流行していたヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト学派〔特にヘルバルトの弟子・ラインの「五段階教授法」が1時限の授業を展開する方法として多くの教科で取り入れられた。〕の思想の影響を受け、児童生徒の興味を喚起すべく、歴史上模範となる人物の伝記を主体とするもの〔村田、1979、62 - 63ページ〕に代わっていった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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