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人間ピラミッド(にんげんピラミッド)とは組体操の大技のひとつで、人間円塔と並んで演技のクライマックスで披露される。四つんばいになった最下段の演技者の背中の上に同じ姿勢の演技者を積み重ね、上に向かって細くなる三角形状の組み上げを行う。本来は形は問わず、二人以上で組んで行なう組体操はすべてピラミッド・ビルディングと呼ばれ、略してピラミッドと言う〔『新要目に基く運動会催し物選集』小学校体育研究会編、 (三友社, 1936) 〕。 ==古典的な人間ピラミッド== 人間ピラミッドは通常三段(6人)または四段(10人)で披露される。二段目は一段目の後方から登るが、三段目以上はそれが困難になるため、ピラミッドの側面から登る。ピラミッドが組み上がると構成員は頭を上げ、五秒から十秒程度静止する。頂上のメンバーが立ち上がる場合もある。演技の最後には一斉崩落(総崩れ)によってピラミッドを分解する。ピラミッドが完成した最も高い状態から、演技者がうつ伏せに寝る最も低い状態へ瞬時に変化する。この動作は、観客に驚きを与える。1982年、西武球場(当時の名称)でおこなわれた組体操で七段ピラミッド(28人)の演技が、現在知られる最も高いピラミッドの一斉崩落である〔〕。五段を含めそれ以上のピラミッドの一斉崩落は事故の危険を伴うので、肉体的技術的訓練が高度に進んだメンバーしか披露できない。1998年、ブラジル、リオデジャネイロ、マラカナーンズィーニョ屋内競技場(Maracanãzinho)〔〕〔〕での七段ピラミッドの演技では、一斉崩落を行わず頂上のメンバーの飛び降りがおこなわれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人間ピラミッド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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