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今出河院近衛 : ミニ英和和英辞書
今出河院近衛[いまでがわいんのこのえ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こん]
 【名詞】 1. this 2. now
: [で]
  1. (n,n-suf) outflow 2. coming (going) out 3. graduate (of) 4. rising (of the sun or moon) 5. one's turn to appear on stage 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
近衛 : [このえ]
 【名詞】 1. Imperial Guards 

今出河院近衛 : ウィキペディア日本語版
今出河院近衛[いまでがわいんのこのえ]
今出川院近衛(いまでがわいんのこのえ、生没年不詳)は、鎌倉時代中期の女流歌人今出河院近衛とも表記される。
藤原北家師実大炊御門家庶流の鷹司家〔五摂家の一つ鷹司家とは別家。〕の出身で、父は大納言鷹司(藤原)伊平。陰明門院大炊御門麗子土御門天皇中宮)は大叔母にあたる。今出川院西園寺嬉子亀山天皇中宮)に仕える。
続古今和歌集』以下の勅撰和歌集に26首入集。『和漢兼作集』には和歌だけでなく漢詩をも載せる。『徒然草』67段に以下のような記述があり、彼女が当時の歌壇において名声を得ていたことがわかる。
「''今出川院近衛とて、集どもにあまた入りたる人は、若かりける時、常に百首の歌を詠みて、かの二つの社の御前の水にて書きて、手向けられけり。まことにやんごとなき誉れありて、人の口にある歌多し。作文・詞序など、いみじく書く人なり。''」
(今出川院近衛という名の歌人は、多くの歌集に歌を選ばれた女性であるが、若い頃から常に百首の歌を詠むような才媛で、岩本神社と橋本神社〔ともに上賀茂神社の末社。岩本社の祭神は在原業平。橋本社の祭神は藤原実方。〕の前の水で墨をすって歌を書いて、神社に奉納していた。これらの神社の本当に素晴らしいご利益があって、人の口にのぼるような良い歌を多く詠んだという。彼女は漢文や漢詩の序文なども上手に書く優れた人であった)
* 我が涙かかれとてしも黒髪のながくや人にみだれそめにし(新千載和歌集1215)
* 恨みてもなほ慕ふかな恋しさのつらさに負くるならひなければ(新拾遺和歌集1355)
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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