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今市大念寺古墳(いまいちだいねんじこふん)は、島根県出雲市今市町鷹の沢にある前方後円墳。国の史跡に指定されている。 出雲地方(島根県東部地域)では前方後円墳としては最大規模の古墳で〔、6世紀後半(古墳時代後期後半)の築造と推定される。埋葬には日本最大級の家形石棺が使用されている。 == 概要 == 島根県東部、出雲平野中央部において、平野を望む丘陵端に築造された大型前方後円墳である。大念寺の堂宇に隣接し、現在の古墳域は大念寺境内に包含される。古墳名の「今市」は地名。文政9年(1826年)の大念寺境内拡張の際に石室が開口し、古墳として認識されたという〔。その後、1981-1983年度(昭和56-58年度)に発掘調査が実施されている〔。 墳形は前方後円形で、前方部を東方に向ける。堂宇建立および災害により特に墳丘北側で破壊が激しいが、墳丘長は約92メートルを測り、前方後円墳としては出雲地方では最大の規模になる〔〔出雲地方では、前方後方墳の山代二子塚古墳(松江市山代町二子)が大念寺古墳と同等の墳丘長約92メートルを測る。〕。墳丘築造は、古墳としては珍しく版築による。墳丘表面からは円筒埴輪が検出されているが、葺石は認められていない。主体部の埋葬施設は両袖式・複室式の横穴式石室で、後円部において西南西方に開口する。この石室では、前述の江戸時代における石室開口の際に多数の副葬品が出土しており、現在はその一部が大念寺に伝世されている。 この今市大念寺古墳は、6世紀後半(古墳時代後期後半)の築造と推定される〔。版築は畿内では7世紀頃から見られる手法で、本古墳の築造当時としては極めて進んだ技術になり、当時の出雲の先進性および本古墳被葬者の有力性が指摘されている〔。 古墳域は1924年(大正13年)に国の史跡に指定されている〔。なお周辺では、四隅突出型墳丘墓として知られる西谷墳墓群や、塚山古墳・上塩冶築山古墳・上塩冶地蔵山古墳などの墳丘墓・古墳が分布し、そのうち大念寺古墳の権力は築山古墳・地蔵山古墳へと継承されたと推測される〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「今市大念寺古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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