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他阿弥陀仏 : ミニ英和和英辞書
他阿弥陀仏[たあ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほか]
 (n-adv,n) other (esp. places and things)
阿弥陀 : [あみだ]
 (n) (gen) (Buddh) Amitabha
弥陀 : [みだ]
 (n) (abbr) Amitabha
: [ほとけ]
 【名詞】 1. Buddha 2. merciful person 3. Buddhist image 4. the dead 

他阿弥陀仏 ( リダイレクト:他阿 ) : ウィキペディア日本語版
他阿[たあ]
他阿(たあ、嘉禎3年(1237年)- 文保3年1月28日1319年2月18日))は、鎌倉時代後期の時宗。遊行上人2世。正しくは他阿弥陀仏と称し、他阿と略する。法諱は真教(ただし同時代史料にはみえず、初出は『本朝高僧伝』。燈心文庫に真教と署名のある文書があり、他阿に同定する説あり)。俗姓は源氏久我家ともいわれる。
== 略歴 ==
1277年建治3年)九州で時宗の祖一遍に師事して以来、一遍の諸国遊行に従う。1289年正応2年)に一遍が亡くなった後に、いったん解散した時衆を再結成して引き連れ、北陸関東を中心として遊行を続けた。1304年嘉元2年)遊行を3世量阿(他阿智得。のち他阿号を世襲)に譲り、自らは相模国に草庵(後の当麻道場金光院無量光寺)を建立して独住(定住)し、そこで没した。同寺の境内に、一遍らとならんで墓塔の宝篋印塔がある。おもな門弟に量阿のほか、有阿(恵永または恵光。のち藤沢道場をひらく他阿呑海)、京都四条道場・浄阿(真観)がいる。
膨大な消息はのちに『他阿上人法語』8巻にまとめられたほか、歌人として京都の貴人たちとまじわり、歌集に『大鏡集』がある。伝記は『遊行上人縁起絵』巻5~10に詳しく載せられている。
他阿の肖像としては、長崎称念寺(福井県坂井市)蔵の画像や東山長楽寺京都市東山区)蔵の木造椅像、および黒駒称願寺山梨県笛吹市)・国府津蓮台寺(神奈川県小田原市)蔵の木造座像が有名で、いずれも重要文化財。晩年に患った中風によって口許がゆがんでいるのが特徴である。
一遍は、肉親ともいわれる弟子聖戒を後継者とみなしていた節があり、しかも入寂に際して時衆は各地に散って自然消滅している。それを再興した他阿は、知識帰命を掲げた「時衆制誡」「道場制文」などを定め、消息の中で配下の道場(寺院)は百あまりと述べているように、時衆を整備された教団とした。現在ある時宗教団は、この他阿の系統を引く藤沢道場清浄光寺が、ほかの念仏聖の教団を吸収して近世に成立した。歴代の時宗法主は他阿を称する。したがって、他阿真教こそが、時宗の実質的な開祖といえよう。宗祖一遍とならぶ「二祖上人」と通称され、多くの時宗寺院で、その像が一遍と対になって荘厳されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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