|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 仙 : [せんと] (n) cent ・ フィル : [ふぃる] 【名詞】 1. fill 2. (n) fill
仙台フィルハーモニー管弦楽団(せんだいフィルハーモニーかんげんがくだん)は、宮城県仙台市を本拠とするプロのオーケストラである。略称は「仙台フィル」「仙フィル」。運営は同名の公益財団法人が担い、事務局を仙台市役所錦町庁舎1階に置く。日本オーケストラ連盟正会員。 1989年(平成元年)4月1日の仙台市の政令指定都市移行を機に、宮城フィルハーモニー管弦楽団から現称に改称した。英称ではドイツ語由来のフィルハーモニー()を用いず、英語に統一している。 == 沿革 == * 1973年(昭和48年)3月、「宮城フィルハーモニー管弦楽団」設立。アマチュア団員を主とする市民オーケストラとして活動開始。略称は「宮城フィル」「宮フィル」。 * 1974年(昭和49年)、第1回『定期演奏会』開催。 * 1975年(昭和50年)、運営母体である「宮城フィルハーモニー協会」を設立。 * 1978年(昭和53年)6月、「宮城フィルハーモニー協会」が社団法人化。これにより、「宮城フィル」の運営がプロ化することになる。 * 1979年(昭和54年)、山形交響楽団からの大量移籍が発生し、プロ団員が激増する。 * 1981年(昭和56年)9月1日、アマチュア団員たちが、「仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団〔仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団 〕」を設立して独立〔仙台のオーケストラの変遷 (仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団の団員のウェブサイト)〕。これにより、「宮城フィル」の団員が全てプロ化することになる。 * 1987年(昭和62年)より、奥州仙臺七福神・毘沙門堂前(荒町の満福寺境内)にて『星空コンサート』を仙台七夕前の8月3日に開催〔20年目となる2006年で出演は終了。2007年からは『夜空のオーケストラ in 荒町』と改称し、宮城教育大学管弦楽団が出演している。〕。 * 1989年(平成元年)4月、仙台市の政令指定都市移行を機に、「仙台フィルハーモニー管弦楽団」に改称。この改称を機に積極的な事業展開を始め、初の東京公演、CDの発売、仙台フィルハーモニー合唱団(アマチュア)〔仙台フィルハーモニー合唱団は2000年代まで続いたが、解散する予定との報道があった。〕の設立などを行う。 * 1990年(平成2年) * 3月、仙台市青年文化センターが開館すると、同センター・コンサートホールに『定期演奏会』の会場を替え、同一プログラム2日公演を行うようになった。 * 秋岸寛久「三味線協奏曲」の世界初演を行った。 * 1991年(平成3年)より、SENDAI光のページェントの初日である12月12日に『七十七スターライトシンフォニー』を開催。 * 1992年(平成4年) * 4月、仙台市、宮城県、民間からの拠出により財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団を設立。 * 同年末、外山雄三「ハープ協奏曲」の世界初演を行った。 * 1995年(平成7年)、仙台市で開催された第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールにおいてホストオーケストラを務めた。 * 1999年(平成11年)、伊達政宗の命で慶長遣欧使節を率いてヨーロッパに赴き、ローマ教皇と通商交渉を行った支倉常長を題材にしたオペラ「遠い帆」(三善晃作曲)を仙台と東京で初演。翌年も、仙台と東京で再演した〔SIMCについて:オーケストラ (仙台国際音楽コンクール)〕。 * 2000年(平成12年)3月、初の海外公演を行う。オーストリアのウィーン・リンツ・リート・フィラッハ、および、イタリアのローマ〔宮城県とローマ県の交流事業 (宮城県) 〕〔(宮城県) … 支倉常長がローマ教皇と謁見した繋がりから、宮城県とローマ県とが姉妹県締結をする過程でローマ公演は行われた。公演はローマ大学講堂で行われた。これを伏線として、2002 FIFAワールドカップの際に、サッカーイタリア代表(アズーリ)が仙台をキャンプ地に選定し、仙台スタジアムを練習場として使用。翌年から仙台カップ国際ユースサッカー大会が開催されるようになった。〕で計5都市5公演行われた〔。 * 2001年(平成13年) * 同年より、協奏曲が課題曲という特徴を持つ仙台国際音楽コンクールにおいて、予選の室内楽伴奏、および本選のオーケストラ伴奏やガラコンサートにおいてホストオーケストラを務めている。 * 東北大学混声合唱団第42回定期演奏会において、フィンランドの作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレン作曲の交響曲第6番「Interdependence(相互依存宣言)」を世界初演した。 * 2002年(平成14年)より、東北電力グリーンプラザ「アクアホール」にてミニコンサートを毎月開催。 * 2006年(平成18年) * 同年春より、仙台駅にて『杜の都コンサート』を開催。 * 同年より、仙台クラシックフェスティバルに参加。 * 2009年(平成21年) * 6月20日公開の映画『劔岳 点の記』で音楽を担当。 * 6月24日、ベガルタ仙台のアンセム「ファンファーレ 闘志躍動」(内藤淳一作曲)を内藤の指揮で仙台市青年文化センターにて録音。7月8日、ベガルタにとって当季初のユアテックスタジアム仙台でのホームゲームにおいて、同曲を初演。 * 2011年(平成23年)3月11日発生の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により数ヶ月にわたり演奏活動のほとんどが中止となったが、「音楽の力による復興センター」と協力して "つながれ心 つながれ力" を掲げて、音楽を被災者のもとに届けながら絆を紡ぐ活動を展開し続けている。それらの活動に対し、同年度のエクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞と渡邉曉雄音楽基金特別支援を受賞した。 * 2013年(平成25年)3月には(独行)国際交流基金の依頼によりロシア(モスクワ、サンクトペテルブルク)で被災地の代表として演奏し、震災後に世界から寄せられた支援への感謝の気持ちと、復興に向かう被災地を音楽の力で支え続ける楽団の姿を伝え、その大役を果たした。 * 2015年(平成27年)3月3日、仙台市泉文化創造センター(イズミティ21)において、小栗康平監督の映画『FOUJITA』で用いられる曲の録音を行った〔映画「FOUJITA」音楽を仙台フィル担当 (河北新報 2015年3月4日)〕。音楽は作曲家・佐藤聰明(仙台市出身)が担当〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仙台フィルハーモニー管弦楽団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|