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仙台港(せんだいこう)は、宮城県仙台市宮城野区、多賀城市、七ヶ浜町にまたがり、太平洋に開けた仙台湾に面して位置する港湾施設の通称。正式名称は「仙台塩釜港仙台区」〔港則法施行規則 (総務省 e-Gov)… 「別表第1」参照。〕。地元では建設当時の通称「仙台新港」〔『仙台市史』通史編8(現代1)165頁。〕やその略称「新港」が今でも通用している。 港湾管理者は宮城県。中核国際港湾、国際拠点港湾、特定港、開港、出入国港、検疫港に指定されている。 == 概要 == 仙台塩釜港は仙台区(仙台港)と塩釜区(塩釜港)の2つに港区(こうく)が大きく分かれる。「仙台塩釜港仙台区」を宮城県では「仙台塩釜港仙台港区」と称し〔仙台塩釜港の港湾計画について (宮城県)〕、その範囲は陸上の港湾施設区域に加えて、花淵灯台がある吠崎()から七北田川河口()までの海上沖合いも含まれる〔。 当港は、1964年(昭和39年)の仙台湾地域の新産業都市指定を機に、多賀城海軍工廠(占領期は進駐軍「キャンプ・ローパー」〔「『仙台市史』 通史編8 現代1」137頁〕)の跡地や周辺の低湿地に臨海工業地域を形成する目的で砂浜を掘り込んで建設された。その後、商港としての機能を付加して1971年(昭和46年)に開港した。1991年(平成3年)に国際貿易港として整備計画が決定し、商港としての機能が拡充されていったため、仙台都市圏の外港あるいは宮城県および東北地方の物流拠点となっている。 北米やアジア、京浜港などとの間で外内貿定期コンテナ航路を有し、また海上コンテナの鉄道輸送定期貨物路線「よこはま号」でも京浜港と結ばれており、国際海上コンテナの輸送手段として外貿ダイレクト、内航フィーダー、鉄道と3つのモードが揃う国内でも珍しい港湾である。また、東北地方では数少ない40ftコンテナを扱える仙台港駅を有する〔東北地方で40ftコンテナを取り扱えるのは仙台港駅と小名浜駅の2駅のみ。〕。原油、自動車、重油、液化石油ガスや各種製品を貨物として扱う。2006年(平成18年)の貨物取扱量は3694万2千トンで、入港船舶数は7024隻だった。旅客も取り扱っており名古屋港および苫小牧港との間にフェリーが就航している。 仙台港は、レジャースポットとしても利用されている。北東部にある湊浜緑地公園を中心とする地区では毎年、トライアスロンの国際大会やビーチバレー大会が開かれている。中央航路に面した仙台港中央公園海岸広場には転落防止柵があり、釣り客が見られる。向洋海浜公園前の砂浜は、国内で著名なサーフィンエリアの一覧の1つとなっており、国内プロサーフィン最高峰ツアーである「ジャパン・プロ・サーフィン・ツアー」の中で最も歴史と権威がある「''All Japan Pro''」が開催された。また、南に隣接する蒲生干潟ではバードウォッチング・潮干狩り・乗馬が盛んであり、かつて日本一低い山とされた「日和山」もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仙台港」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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