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以上(いじょう)とは、ある基準と同じ、もしくはその基準より上であること、以下(いか、中世末期まではいげ)はある基準と同じ、もしくはその基準よりも下のことである。どちらも数量を限定する場合に用い、基本的には数詞と助数詞または割合を示す数を伴う〔日本国語大辞典第2版、1巻p.968『以上』語誌欄より〕ほか、基準となる数量を含む(例えば「パンが3個以下」はパンが0〜3個である事を意味するが、「パンが3個未満」はパンが0〜2個である事を意味する)。 基準となる数量を含まない場合は数学では以上の代わりに「より大きい」、「超える(こえる)」、以下の代わりに「より小さい」、「未満(みまん)」と表現する他、以上及び以下について「≦」、「≧」(それぞれ読みはしょうなりイコール、だいなりイコール)の記号で表す。 また、法律用語においても基準点となる数量を含まない場合には数学と同様に以上の代わりに「超える」〔山口真弘「以上」、『法令用語辞典』 学陽書房、ISBN 9784313113091、2009年、12頁。〕、以下の代わりに「未満」〔山口真弘「以下」 『法令用語辞典』、7頁〕を用いるが、「超える」の場合はまれに「超過(ちょうか)する」と表現することもある。 また、「期待__の大活躍」や「君__の実力がある」〔小学館 大辞泉 『以上』語欄より〕〔三省堂 大辞林 第三版 『以上』語欄より〕などのように前述の様な数詞と助数詞もしくは割合を示す数を伴わず、基準となる程度と比較してそれより上または下であることを表す用法もある。オリンピックなどのメダルを例にあげてみると「銀メダル以上確定」という場合は金・銀両方のメダルを指す〔竹内決勝進出、「銀」以上が確定 女子パラレル大回転 (msn 産経ニュース)〕。 なお、以下のことを超えないと表現することもある。数学ではかつては、以上及び以下という表記であっても基準となる数量を含まないものもあり厳密ではなく、最近においてもこれらの区別がルーズに用いられる事もある事から、等号を含まない場合はその事を強調する為に「真に大きい」、「真に小さい」と表現する場合もある。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「以上・以下」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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