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『仮面ノリダー』(かめんノリダー)は、フジテレビ系列のテレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』にて放送されたコーナードラマ、およびそれに登場するヒーロー。1988年(昭和63年)春の火曜ワイドスペシャル版を経て、レギュラー化した1988年(昭和63年)秋から1990年(平成2年)春まで放送された。特撮番組『仮面ライダーシリーズ』のパロディドラマである。のちに1992年(平成4年)、1993年(平成5年)、1997年(平成9年)にスペシャル版が放映されている。 == 物語・設定 == 主人公は「木梨猛」(演:木梨憲武)というパンタロン〔「仮面ライダー」放映当時に流行していたファッションの一つ。オリジナルの本郷猛も劇中で履いている。〕と植物と動物を愛する青年。彼は悪の秘密結社「ジョッカー」により改造人間「ノリダー」に改造されるも、秘密特訓基地で親友となった石橋文字隼人(後に留守番電話男に改造される)によって救出され、脳改造を前に脱出、正義の味方「仮面ノリダー」として、世界平和のために戦うことを決意した。普段は人間体として、人間社会で生活しているが、ジョッカーの怪人との戦闘時においては、変身ポーズをとることによりベルトの風車に風力を与え、仮面ノリダーへと変身する。 木梨猛は中目黒在住。普段はおやっさんこと「立花藤兵衛」(演:小林昭二)の経営する「喫茶Amigo」の臨時店員として働いている。また、恋人の「マリナさん」(演:渡辺満里奈)とともに、孤児院「チビッコハウス」〔『タイガーマスク』からの設定借用。ただし、こちらの主人公・伊達直人はさまざまな援助は行うものの孤児院の正職員でも臨時教員でもない。〕で子供たち(演:劇団ひまわり)の教鞭をとることもあり、収入の面での心配はないようだ。 ナレーターも『仮面ライダーシリーズ』同様、中江真司が起用され、オープニングナレーションも再現されるなど非常に凝ったパロディー作品となった。「恐怖バレーボール女の回」では、元ネタとなったドラマ『サインはV』と『仮面ライダーアマゾン』でナレーターを担当した納谷悟朗が登板し、その回のナレーションのほとんどを占めた。エンディングで「行け!仮面ノリダー!戦え!仮面ノリダー!」の決めゼリフを納谷一人で終わるかというところで、「納谷さん、私にも喋らせてくださいよ」と中江が乱入し、二人の決めゼリフでしめるというダブルナレーションが行われた。また、中江が素顔で登場した回もあった。 おやっさんは木梨猛が改造人間であることを知っているが、マリナさんは知らない。そのため、猛は改造人間である自分がマリナさんとは恋人でありながら、結ばれることはないことを苦悩する描写もあった。また、改造人間になったことを苦悩する猛に対し、おやっさんがはっぱをかける描写も存在し、本家以上に熱いセリフも散見する。 なおピンチになるシーンでは、本家仮面ライダーではなく『人造人間キカイダー』の音楽が流用されている。また、木梨猛がジョッカーの皆さんと怪人に出くわすシーンなどは、アニメ『重戦機エルガイム』の音楽が、キングジョッカーのテーマソングとして、アニメ『機動警察パトレイバー』の音楽が使用されていた〔その他にも、ジョッカーの皆さんが登場するシーンでは、OVA『エリア88』のBGMが、ジョッカーの怪人が登場するシーンではアート・オブ・ノイズの「Dragnet」が使用されている。また、「ヒゲゴジラVS仮面ノリダー」の回では、パロディの元ネタとなったゴジラvsビオランテのBGMが使用されている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面ノリダー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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