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仮面ライダー剣の登場人物(かめんライダーブレイドのとうじょうじんぶつ)では特撮テレビドラマ『仮面ライダー剣』に登場する主要な人物について記述する。 == ライダーシステム適合者 == 本作に登場する4人のライダーの変身者の名前には、トランプの「A」に繋がる「1」にまつわる漢字が1文字使われている。 ※ テレビシリーズ以外の作品における後年の行動は、あくまでも其の作品における独自のものであり、テレビシリーズの直接的な続きという訳ではない。 ; 剣崎 一真(けんざき かずま) / 仮面ライダーブレイド : * 演 / 声 - 椿隆之 : * スーツアクター - 高岩成二 : 本作の主人公。22歳。ブレイドアーマーに最大限適合する人間としてBOARDに選定・スカウトされ、2か月の訓練を経て仮面ライダーブレイドとなった。しかし、多忙で部屋を空けていた間家賃を滞納したため住んでいたアパート「氷川キャッスル」を追い出されてしまい、取材目的で接触してきた虎太郎の家に居候している。BOARD壊滅後も彼等元BOARD職員には天王路のポケットマネーから給与振込みされていたが、かなりの安月給で貯金はほとんどない。 : 明朗快活で裏表のない性格だが、不器用で頭に血が上りやすいことで友人は少なく、虎太郎や栞が初めての友となる。一人暮らしが長かったため料理は上手いが、普段は虎太郎に任せきりである。その強い信念は戦いを通して知り合った始にも向けられ、彼の正体を知りながらも人類と共に守り抜く決心を固める。 : 物語当初はブレイドアーマーの適合者としての戦闘経験が浅かったためかアンデッドに苦戦を強いられ、傍で戦いを見ていた虎太郎に「全然勝負になんない」とさえ言われ、橘がBOARDを裏切った(と思い込んでいた)際はショックのあまり戦意喪失してしまうこともあったが、戦いを重ねるに連れ一人前のライダーに成長していく。 : 11歳の頃に火災によって目の前で両親を亡くしており、2人を救えなかったトラウマから「人を助けたい」という想いが強く、アンデッドへの怒りとその人間への愛情が彼の戦う原動力となっている。 : 世界を滅ぼす存在である始(ジョーカー)との処遇で橘や睦月と衝突するなど苦悩したが、最後は始を封印する以外の方法で戦いを終わらせるため、キングフォームを酷使し自らの肉体をアンデッド化させ、新たなジョーカー=ブレイドジョーカー〔『小説 仮面ライダーブレイド』に名称が記載。〕となることでバトルファイトの参加権を得る。バトルファイトを継続状態とすることで、ジョーカーが勝ち残ることで起こる世界の終わりを防いだ。そしてジョーカーの本能によって再び自分と始が戦ってしまうことがないよう「俺は運命と戦う。そして勝ってみせる」と言い残しどこかへ去って行った。 :; 『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』 :: 26歳。4年前最後のアンデッド・ジョーカー=相川始を封印し、アンデッドのバトルファイトに終止符を打った。現在は清掃員をしている。 :: 今の仕事に誇りを持っているものの、ライダーとして戦っていた時期が一番充実していたと感じており、また、始を封印したせいで天音が不良になってしまったことに対して、複雑な思いを抱いている。 :: 自分たちが封印したはずのアンデッドの復活と、新世代ライダーの存在をきっかけに、再び仮面ライダーとして戦うことを決意する。 :: 自分たちを侮った態度を取る新世代ライダー達とは折り合いが悪く、顔をあわせるたびに喧嘩していた。 :; 小説『MASKED RIDER BLADE EDITION -DAY AFTER TOMORROW-』 :: テレビシリーズの後日談。ブレイドキングフォーム(カメレオンアンデッドの擬態)に苦戦する仲間たちの前に姿を現して、ジョーカーの状態から、ブレイバックルを用いて変身する。 ::; ジョーカー(剣崎一真ver.) ::: *身長:219cm ::: *体重:108kg ::: *パンチ力:不明 ::: *ジャンプ力:不明 ::: *走力:不明 ::: 相川始のジョーカーと姿に差異はないが、ブレイドのラウズカードとして使役していたビートルアンデッド、コーカサスビートルアンデッドのオールオーバーと同型の大剣を装備している。 :; 『仮面ライダーディケイド』 :: 『剣』本編より数年後の剣崎が登場。ジョーカーに変化して、仲間の元から離れた孤独感から、TVシリーズより暗い性格へと変わってしまった〔『「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」とライダー40年の歩み 40YEARS CHRONICLE』では、「彼にはもう行き場所はなく、彷徨うことしかできなかった」と記されている。〕。 :: 「ライダー大戦の世界」において、ディケイド/門矢士達の前に現れ、紅渡達と共にディケイドの排除を行う。劇中では、ラウズアブゾーバーなしでキングフォームに変身した。 :; 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』 :: 変身後のみの登場だが、声は剣崎一真の声で、橘からも「剣崎」と呼ばれている。レンゲルの配下だったがギャレンと共に妨害を図ったため、囚われの身となっている。正義のライダーをおびき出す演技だったが、3号に論されたゼロノスに見逃される。その後、最終決戦直前にギャレン、カリス、レンゲルとともに正義のライダーとして加勢する。 ; 相川 始(あいかわ はじめ) / 仮面ライダーカリス / ジョーカー : * 演 / 声 - 森本亮治 : * スーツアクター - 伊藤慎 : 自称23歳。どのカテゴリーにも属さないいかなる生物の始祖でもない特殊なアンデッド。武器は腕の鎌。腰にはアンデッドバックルの代わりにジョーカーラウザーというラウズユニットがあり、それを腰部に装着したままアンデッドを封印した状態のラウズカードをラウズすると、カードに封印されたアンデッドの姿へ化身する。またアンデッドでありながらアンデッドを封印する能力も持つ。ジョーカーがバトルファイト勝利するとその肉体やモノリスからダークローチが大量発生し、世界を滅ぼしバトルファイトをリセットさせる。 : ヒューマンアンデッドが封印されたハートの2のラウズカードとジョーカーラウザーを使い、青年の姿へ化身する。 : 物語開始から数か月前、雪山で写真撮影中であった栗原晋を、金居との戦いに巻き込み、死亡させてしまう。晋の死を看取った時に彼から家族の写真を手渡され、事切れる寸前に自分の命ではなく家族を想う彼の気持ちが理解できなかったと同時に疑問を持ち、その後、栗原親子の住む喫茶店「ハカランダ」へと現れ居候するようになった。同居後、晋の遺品であるカメラを使い、カメラマンとしての勉強を始める。 : 口数が少なくクールな性格で、他者との関わりをあまり好まず、人間を見下しているような言動もうかがわせる。孤高の一匹狼的存在。そのため、栗原親子以外興味が無く、周囲を顧みない戦い方や戦いを優先する面があったが、剣崎や相川始として接した人々との交流を通して、次第に人の心を理解し天音達だけでなく人類そのものを愛するようになっていき、本来の使命とは別に天音や遙香、そして他の人間を守るためにアンデッドに戦いを挑むようになる。正体を知られた剣崎とは最初は対立するも、共にアンデッドと戦う内に深い友情で結ばれることとなった。 : 「相川始」の人格は、封印されたヒューマンアンデッドが、スパイダーアンデッドが睦月にしたようにジョーカーの精神に内側から働きかけたことで、残忍なジョーカーの人格に理性と優しさが芽生えたものである。「始」となって以来彼はジョーカーに戻ることを忌まわしく感じるようになり、アンデッドを封印したベスタの力でその本性を抑え込み、そして人間としての生活を通して次第に「ジョーカーとしての本能」を「人間の心」が上回っていくようになった。 : 最後はバトルファイトに勝ち残ってしまったことでダークローチを生み出し本当に全てを滅ぼす存在となってしまったが、剣崎が新たなジョーカーとなったために救われた。その後は剣崎の願いを受け、人間として生きていくことになった。 :; 『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』 :: 4年前に剣崎の手によって、ジョーカーとして封印された。しかし天音を救うためにレンゲルのテイピアリモートで解放され、復活する。 :: 天音を守るが、アルビノジョーカーの前に敗北。天音をバニティカードに封印され、アルビノジョーカーに14との融合を許してしまう。その後天音の身代わりとなってバニティカードに封印され、14への力の供給を断つため剣崎に自らを倒させた。 :; 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』 :: 変身後の姿のみの登場だが、声は相川始の声となっている。レンゲルの配下として彼の敵になる者を薙ぎ払う。最終決戦ではショッカーを裏切ったレンゲルに付き従い、正義の仮面ライダーに加勢する。 ; 橘 朔也(たちばな さくや) / 仮面ライダーギャレン : * 演 / 声 - 天野浩成 : * スーツアクター - 押川善文 : 25歳。BOARDに所属しており、剣崎の先輩格に当たる。真面目で正義感が強く誰よりも純粋な心を持つ男だが、他人の言動に左右されやすく、そのためピーコックアンデッドである伊坂やウルフアンデッドである新名、さらに広瀬義人(トライアルB)にまで利用されてしまう。言い換えれば他者の意見を尊重する男であり、良くも悪くも自分を貫き通すのみのライダーの中で、周囲に気配っている男であるため、睦月をスパイダーアンデッドの呪縛から解放させるために奔走するなど先輩らしい一面を見せる。 : 物語初期で体の不調を訴えており、本人はそれを急遽完成させたライダーシステムの弊害と思い込んでいたが、実際には橘の恐怖のビジョンが体にまで影響を及ぼしているためだった。一時期は、伊坂の副作用のあるシュルトケスナー藻で克服したが、後に支えだった小夜子を殺害され、怒りによってそれを完全に克服し伊坂を倒した。 : その後は小夜子を失った責任を感じてギャレンの資格を放棄するが、レンゲルの登場と桐生の暴走を目の当たりにし、眼を逸らしきれない正義感と桐生の遺言で戦線に復帰する。剣崎とは別行動をしつつも時に共闘するが、状況に振り回されながらも最終的には始を信じ続ける剣崎を信じ、始を守るため金居と戦い行方不明になるが、烏丸に助けられ無事だった。 : 味音痴なのか、剣崎達はまともに食べられなかった落ち込んだ虎太郎による失敗作のスパゲティを笑顔で完食し、なお且つ虎太郎が食べなかった分まで食べようとしていた。 :; 『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』 :: 29歳。4年前、烏丸所長とともにラウズカードの封印に向かい行方不明になっていたが、新世代ライダーを引き連れて剣崎らの前に現れた。しかし、新世代達の協調性のなさに頭を痛めている。 :: 引退していた剣崎たちとは違い、自らも仮面ライダーギャレンとして、復活したアンデッド達と戦っていた。 :; 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』 :: レンゲルの配下だったがアンデッド開発に異論を持ってブレイド〔このブレイドは変身前の姿は登場していなかったが、橘を演じる天野氏が、アドリブでブレイドの名を呼ぶ所を剣崎に変えた(本作品のパンフレットより)。〕と共に妨害を図ったため、反逆者の烙印を押される。実のところはショッカーの幹部になるためにゼロノスたちを欺く演技だったが、3号の言葉で思いとどまったゼロノスによって見逃される。 :: その後、最終決戦ではショッカーを本格的に裏切り、他の3人とともに正義の仮面ライダーとして加勢する。 ; 上城 睦月(かみじょう むつき) / 仮面ライダーレンゲル : * 演 / 声 - 北条隆博 : * スーツアクター - 岡元次郎 : 昭和62年5月10日生まれの17歳。控え目で気が弱く、争いを好まない性格の高校生。しかし、内に秘めたトラウマゆえに自分を変えたいと願いつつ、何かに依存して暴走する一面を持っている。 : 幼い頃に誘拐されコインロッカーに閉じ込められた過去があるため暗闇に恐怖を抱いており、そこに付け込んだスパイダーアンデッドの邪悪な意志に支配されてしまう。レンゲルバックルを入手したことでスパイダーアンデッドの呪縛に取り込まれ、バックルと引き放すことが困難と判断した橘との訓練によって一時的に呪縛を跳ね除けるが、睦月本人の強くなりたいという願望に再びスパイダーアンデッドが付け入り、後述の嶋の思惑も空しく完全にその呪縛に囚われてしまう。 : 物語の中盤以降では他のライダー達を敵視しスパイダーアンデッドの思惑のままに自らが最強のライダーになるために別行動をとっていた。しかし、光を封印し、橘から奪ったラウズアブゾーバーを用いてキングフォームへの変身を試みたことで、ついに嶋の力が完全に発揮され睦月とスパイダーアンデッドを分離する。そして嶋と融合した睦月〔この時、睦月の変身したタランチュラアンデッドは、アンデッドバックルからレンゲルバックルに変わっていた。〕が自らの手でスパイダーアンデッドを完全に封印したことで本当の意味でレンゲルの力を自らのものとした。 : その後はライダーであることやアンデッドとの戦いに迷いを感じつつも戦い抜き、最後はジョーカーとの戦いに敗れ重傷を負い、戦線を離脱してしまう。スパイダーアンデッドの影響でバスケ部を退部していたが、剣崎の失踪後は再びバスケに励んでいる。 :; 『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』 :: 21歳。大学4年生になり、就職活動中である。しかし、かつて仮面ライダーレンゲルとして戦っていた記憶が強すぎるため、就職活動は難航している。 :: ライダーだった過去を疎んじていたが、アンデッドの復活を見過ごせず、再び戦うことを決意する。 :; 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』 :: 歴史の改変によりショッカーの大幹部となっており、ブレイド、カリス、ギャレンを配下として従わせている。変身後のみの登場だが、声は上城睦月の声となっている。ブレイドの街〔『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』パンフレット天野浩成インタビューより〕に拠点を置くショッカー開発陣の指揮者として不死生物アンデッドの開発に着目している。その後、3号とゼロノスが橘らに止めを刺さず帰したため、最終決戦にて他の3人と共に、正義の仮面ライダーとして加勢する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面ライダー剣の登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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