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伊6 ( リダイレクト:伊号第六潜水艦 ) : ウィキペディア日本語版 | 伊号第六潜水艦[いごうだいろくせんすいかん]
伊号第六潜水艦 (いごうだいろくせんすいかん)は、大日本帝国海軍の潜水艦。法令上は伊一型潜水艦の6番艦〔昭和13年6月1日付 内令第421号。〕。艦型名は巡潜型〔昭和7年12月10日付 内令第412号。〕、あるいは巡潜二型〔昭和9年9月25日付 内令第375号。〕とされた時期もあった。太平洋戦争においては開戦当初から参加した。1942年1月12日にはサラトガに魚雷攻撃を行い、その後貨物船を撃沈したり、輸送任務を行ったが1944年6月30日にサイパン島付近で行方不明となり、沈没したものと認定された。沈没原因は詳らかでない。〔『艦長たちの軍艦史』によると八丈島付近で第3606船団加入船の「豊川丸」に体当たりされ、その後機銃掃射と爆雷により沈没。〕 == 建造 == ロンドン軍縮条約下に計画されたマル1計画で建造された潜水艦で、伊1型の改良型である。排水量は大きく変わらないが水上速力向上のため船図が変更されるなど船体に改良が加えられた。高角砲は後部甲板に射出機を設置するため1門に減らされ、代わりに機銃は13mm1挺と強化された。魚雷は17本に減っている。 航空兵装は伊5とほぼ同様で艦後部に格納筒と射出機1基を新造時から装備した。この後甲板から後方に水上機を射出する方式は射出時に後進の必要があり、実用性に問題があったのではないか、という指摘もある〔『写真日本の軍艦第12巻』の解説による。〕。開戦時搭乗員は配置されておらず、伊5と同様に射出機撤去の可能性もある。 主機は艦本式ディーゼルを潜水艦として初めて採用した。また熱帯地方での行動を考慮していたと言われている。
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