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伊予鉄道700系電車(いよてつどう700けいでんしゃ)は、伊予鉄道の鉄道線用電車。 1987年(昭和62年)から1994年(平成6年)にかけて京王帝都電鉄5000系電車を京王重機整備にて改造の上、購入したものである。 == 概要 == 110系、120系などの置き換え目的で投入された。松山市寄りから、クハ760形 (Tc) - モハ710形 (Mc) - モハ720形 (Mc) の3両編成またはクハ760形 (Tc) - モハ710形 (Mc) の2両編成を組む。2015年度末現在、3両編成5本(15両)と2両編成2本(4両)の計19両が在籍し、営業運転では2両編成を2本併結した4連での運用もある。かつては伊予鉄道の鉄道線用電車の過半数を占める同社の主力であったが、3000系の導入により数を減らしている。 京王帝都電鉄の軌間が1,372mmであるのに対して、伊予鉄道の軌間は1,067mmであるため、電動車は廃車発生品の台車に交換し、制御車は車軸を交換して軌間変更に対応した。電動車の大半(種車がデハ5101 - 5112)は吊り掛け駆動車であったが、台車交換とともにカルダン駆動に変更している。種車の関係から狭幅車(旧番号の下2桁01 - 06・51 - 56)と広幅車(同07 - 14・57 - 62)がある。 種車はモハ727以外は非冷房車であったが、運用開始後に自社で改造を実施して全車同一の三菱電機CU-127R形集約分散式冷房装置を搭載している〔モハ727の種車となったデハ5114は京王時代に集中式冷房装置で冷房改造されていたが、CU-127R形冷房装置に換装されている。〕。冷房化された当時は800系と同じように「今年も涼しい冷房電車増車」のマークが取り付けられたが、後に側面の窓にステッカーで表示されるようになった。 後期の譲受車の一部は種車となる制御電動車が払底したため、京王時代の中間電動車の電装品を移設して制御車を電装した。そのため、制御装置は東洋電機製造製ES-556B(モハ711 - 719・721 - 723の12両)と日立製作所製MMC-HTB-20B(モハ710・720・724 - 727の6両)というように異なっている。このうち、ES制御器の方は元来京王2700系が使用していたものを流用しているため、製造から半世紀以上経過している。なお、ES制御器は発電ブレーキ(電制)を使用できないため、MMC制御器装備車も合わせて電制を使用していない。 610系に合わせた新塗装化(旧色は市内線車両と同色)は1994年から開始され1997年に完了している。過渡期には新旧混色での運転も見られた。2015年度より新塗装化(橙色一色化)が実施されており、2015年度末の時点でモハ725編成とモハ726編成の2編成6両が新塗装になっている。モハ725編成の新塗装化時に、モハ725とクハ765の貫通扉にみきゃんのPRのシールが貼られていた。 なお、610系との併結運転も可能だが、放送設備などのサービス機器の相違から、実際に連結して運用された例はない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊予鉄道700系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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