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「伊勢佐木町ブルース」(いせざきちょうブルース)は、青江三奈の楽曲で、7枚目のシングルである。1968年1月5日に発売。 == 解説 == 作詩は川内康範〔川内康範は生前「作詞」という表現を好まなかったため、本項目では「作詩」と表記する。〕〔竹熊健太郎『篦棒な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』(太田出版、1998年/文庫本・河出文庫、2007年) ISBN 978-4-309-40880-4 P190〕、作曲は鈴木庸一による。伊勢佐木町は横浜市の繁華街である。 青江三奈はデビュー曲「恍惚のブルース」が大ヒットしたものの、それから暫くヒット曲に恵まれなかった。川内康範は青江三奈の再起を目的にビクターから再度作品を依頼された〔川内康範『おふくろさんよ 語り継ぎたい日本人のこころ』、2007年12月20日 マガジンハウス刊 ISBN 9784838718306〕。川内は五十万枚は売れる作品で青江三奈を復活させてやれないかという課題を与えられた。そのような経緯で書かれたのが本作である〔。 川内は「ハーン」というため息を曲中のどこでもいいから入れるように、と青江に言った。本作はねらい通りの大ヒットとなり、青江は復活を遂げた〔。 「第10回日本レコード大賞」歌唱賞、「第1回全日本有線放送大賞」優秀スター賞を受賞した。 発売から徐々に売れ始め、発売から5ヶ月経ってからオリコンのトップ10に初登場し、3週間5位にランクインした。 曲中にある吐息部分がリリース時には「“吐息”は子供向きではない」「お色気だ」と指摘され、『第19回NHK紅白歌合戦』に2年ぶり2回目の紅白出場を果たした時はNHKの意向により、カズーの音と差し替えられた(白組司会の坂本九は「ダチョウのため息」と発言した)。なお、1982年の『第33回NHK紅白歌合戦』で歌唱した際には、「吐息」は差し替えられなかった。またオリジナルはヘ短調であるが、1980年代以降は変ホ短調で歌唱されることが多くなった。 本曲のリリース当時、横浜市営地下鉄はまだ着工したばかりであり、同1号線における伊勢佐木町の最寄り駅の仮称は当初「長者町」駅だったが、本曲のヒットにより「伊勢佐木町」駅に変更しよう、という声が横浜市議会で上がりかけたこともあった。最終的には両区域を「ちょう」という言葉で結びつけた「伊勢佐木長者町」という折衷型の駅名が誕生した。 伊勢佐木町4丁目イセザキモールには、青江三奈の没後、2001年7月1日に歌碑が建立された。スイッチがあり、押すと内蔵されたスピーカーから「伊勢佐木町ブルース」が1分間演奏される。 1970年から1979年まで、青江はマスプロ電工(マスプロアンテナ)のテレビCMへ出演しており、「あなた知ってる〜 マスプロアンテナ〜 見えすぎちゃって 困ァるのォ〜」と、「伊勢佐木町ブルース」の替え歌を唄い、サンバイザーにミニスカート姿でゴルフのグリーンでパッティングをしているCMがあった。 1989年の松下電工のヘアスチームアイロンのCMでは、この曲の冒頭をモチーフにしたBGMが使用された。メロディは違うが、曲調は同じで途中で吐息が入っている(CM上の演出では吐息にあわせてアイロンからスチームが噴き出す)。 2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』では、劇中の挿入歌としても使われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊勢佐木町ブルース」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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