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伊勢貞丈 : ミニ英和和英辞書
伊勢貞丈[いせ さだたけ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はずみ]
 【名詞】 1. (1) bounce 2. spring 3. rebound 4. (2) momentum 5. inertia 6. (3) spur of the moment
: [だけ, じょう]
  1. (prt) (uk) only 2. just 3. as

伊勢貞丈 : ウィキペディア日本語版
伊勢貞丈[いせ さだたけ]
伊勢 貞丈(いせ さだたけ、享保2年12月28日1718年1月29日) - 天明4年5月28日1784年7月15日))は、江戸時代中期の旗本幕臣)・伊勢流有職故実研究家。江戸幕府寄合御小姓組蕃士。旗本・伊勢貞益の次男、兄は貞陳。子に娘(伊勢貞敦室)。幼名は万助、通称は兵庫、平蔵。安斎と号した。有職読みでテイジョウと呼ばれることもある。
伊勢氏は元々室町幕府政所執事の家柄であり礼法に精通し、江戸幕府3代将軍徳川家光の時に貞丈の曾祖父伊勢貞衡(さだひら)が召し出された。享保11年(1726年)、兄貞陳が13歳で夭折して伊勢氏は一旦断絶したが、弟である貞丈が10歳で再興、300石を賜り寄合に加えられた。この時、12歳と年齢を詐称している。延享2年(1745年9月13日に28歳で御小姓組に番入り、儀式の周旋、将軍出行の随行などにあたった。貞丈は特に中世以来の武家を中心とした制度礼式調度器具服飾などに詳しく武家故実の第一人者とされ、伊勢流中興の祖となった。
天明4年(1784年)3月致仕し麻布に隠居したが、5月28日に死去、享年67。但し、幕府には卒日は6月1日と届けだされ、『寛政重修諸家譜』には6月5日と記載されている。法名は「長誉」、西久保大養寺(現:東京都世田谷区大吉寺)に葬る。家督は婿養子・竹中定矩の3男貞敦が病気を理由に辞退したため、貞敦の子で外孫伊勢貞春が継承した。大吉寺に書像が残る。
有職故実に関する著書を数多く残し、『平義器談』『四季草』『貞丈雑記』『貞丈家訓』『安斎随筆』『安斎雑考』『安斎小説』『刀剣問答』『軍用記』『犬追物類鏡』『座右書』『武器考証』『鎧着用次第』『包結図説』『条々聞書貞丈抄』『神道独語』などがある。
森鴎外は、貸本屋であまたの随筆類を読み尽くしたのち、伊勢貞丈の故実の書等に及ぶようになれば貸本文学も卒業となる、と記している〔青空文庫〕。
==出典・参考文献==

* 額田巌『結び目の謎』中央公論新社中公新書)、1980年。伊勢貞丈と『包結図説』についての記述あり。
* 竹内誠深井雅海編『日本近世人名辞典』吉川弘文館2005年

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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