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伊勢騒動 : ミニ英和和英辞書
伊勢騒動[どう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はずみ]
 【名詞】 1. (1) bounce 2. spring 3. rebound 4. (2) momentum 5. inertia 6. (3) spur of the moment
騒動 : [そうどう]
  1. (n,vs) strife 2. riot 3. rebellion 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 

伊勢騒動 ( リダイレクト:伊勢暴動 ) : ウィキペディア日本語版
伊勢暴動[いせぼうどう]

伊勢暴動(いせぼうどう)は、1876年(明治9年)12月に三重県飯野郡(現在の三重県松阪市)に端を発し、愛知県岐阜県堺県まで拡大した地租改正反対一揆である。受刑者は50,773人に上り、当時最大規模の騒擾(そうじょう)事件となった〔上野(1986):47ページ〕。
現行の高等学校日本史」の教科書では、茨城県で発生した真壁騒動(真壁一揆)と並び、地租改正反対一揆の代表とされている〔伊勢暴動が地租改正反対一揆の代表である、と直接的に記述した教科書は山川出版社発行の『新日本史 改訂版』(2007年3月22日文部科学省検定済、2008年3月5日発行)のみであるが、実教出版『日本史B 新訂版』(平成19年3月22日検定済、平成20年1月25日発行)では「伊勢暴動・真壁騒動が発生」と記述している〕。この暴動を通して、地租が3%から2.5%に引き下げられたことから「竹槍でドンと突き出す二分五厘」とうたわれた〔現在、一般に利用できる文献にはこのように記述されることが多いが、伊勢暴動発生時点では、「ドンと突き出す」という表現ではなかった。#暴動後の社会情勢を参照。〕。
== 概要 ==
明治維新により新政府は次々と改革を進めていったが、その改革の中に、の代わりに現金で納めるなどとした地租改正が含まれていた〔学研教育出版"明治維新|学習百科事典|学研キッズネット "(201年8月15日閲覧。)〕〔学研教育出版"地租改正|学習百科事典|学研キッズネット "(201年8月15日閲覧。)〕。従来の税収を維持するように地租が定められたため、農民の負担は軽くならず、その他の要因もあって農民の不満は高まっていた〔。そして1876年(明治9年)12月18日、翌日に控えた租税取り立ての延期を現在の三重県松阪市に相当する地域の農民が戸長らに申し入れた〔西垣・松島(1974):218ページ〕。この農民と戸長らの話し合いはもつれ、松阪の農民は北と南に分かれ集団で行進を始め、各地で新政府に関係する施設の破壊・放火を行った〔西垣・松島(1974):218 - 220ページ〕。特に北へ展開した一揆は三重県を越え、愛知県や岐阜県にも広がった〔三重短期大学地域問題総合調査研究室(2005):3ページ〕。こうした動きに対して新政府は鎮台警視庁の巡査を派遣して農民を抑え込んだが〔有元(1968):658ページ〕、結局地租を引き下げざるを得なくなった〔西垣・松島(1974):220ページ〕。多くの犠牲を払いながら、民衆が政府に勝ったのである〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「伊勢暴動」の詳細全文を読む




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