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伊号第三十潜水艦(いごうだいさんじゅうせんすいかん、旧字体:伊號第三十潜水艦)は、大日本帝国海軍の伊十五型潜水艦(巡潜乙型)11番艦。第一次遣独潜水艦として有名。 当初は伊号第三十五潜水艦と命名されていたが、1941年(昭和16年)11月1日に伊号第三十潜水艦と改名されている〔昭和16年11月1日付 海軍達 第333号。〕。 ==概要== 呉海軍工廠で建造された。1942年(昭和17年)2月28日竣工。 竣工後、1942年(昭和17年)4月11日に呉港を出航。4月22日にペナン港での補給を終え、インド洋、アフリカ東海岸のアデン、ジブチ、モンバサなどのイギリス軍の要衝の偵察を行う。6月18日にマダガスカル島東方で補給を受け、魚雷の設計図や零式水上偵察機、鉱物資源を積んで枢軸国の友邦であるドイツへ向けての航海を開始した。遣独作戦中の暗号名は「モミ」。 機関の故障や浸水、波浪に悩まされ、8月2日にはイギリス軍の偵察機に爆撃を受けた。なんとか危機を乗り切り8月6日にフランス大西洋岸のロリアン港(当時ドイツの占領下)に到着した。 8月22日にロリアン出航。ウルツブルク射撃管制レーダー、魚雷発射誘導装置、潜水方位盤、エニグマ暗号機50台、イギリスの軍用暗号解読機を搭載して帰途に就く。10月8日にペナン地基地に帰着。その後、海軍省兵備局の命令により予定を変更して10月13日にシンガポールに入港、エニグマ暗号機10台を陸揚げし出航するも港内にて機雷に触れ沈没、13人〔『消えた潜水艦イ52』108頁では14名としている。〕の死者を出した。 この触雷の原因は、機雷を除去した安全な航路が変更されていたにも関わらず、遣独作戦中に変更された暗号による暗号文でこの航路変更が伝えられていたため、イ30がこのことを把握していなかったことによるという〔『消えた潜水艦イ52』107頁〕。 搭載物の引き揚げを図ったが、多くの荷物は破壊され、最も重要な積荷であったウルツブルク射撃管制レーダーも破損してしまった。1944年(昭和19年)4月15日に除籍された。1959年(昭和34年)に艦体が引き上げられ設計図なども有効に活用された。しかし、本艦が再び任務に就くことはなく解体処分された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊号第三十潜水艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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