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伊場仙(いばせん)は東京都中央区日本橋小舟町(旧日本橋堀江町一丁目)にある団扇、扇子を製造販売する企業。江戸時代は浮世絵の出版も手がけた。 == 沿革 == === 江戸時代 === 創業者伊場屋勘左衛門の父は三河国岡崎城下で松平家の下土木工事に携わり、同家の浜松城移封に伴い遠江国敷知郡伊場村(静岡県浜松市中区)に移住した〔吉田誠男 氏|日本橋福徳塾 〕。その後勘左衛門は徳川家康に従って江戸に入り創業したとされ、勘左衛門の生年天正18年(1590年)を創業年と公称するが、家康の江戸入りが天正18年(1590年)であり、実態は不明である。 創業当時は和紙、竹を扱っていたが、元禄期にはそれらを材料とした団扇を手がけるようになった〔経営者の四季 平成21年12月 〕。江戸時代には堀江町は東堀留川に隣接しており、上方など他国から仕入れた物品を扱う業者が集積していた。江戸後期には団扇屋が軒を連ね、河岸地は団扇河岸と俗称された。 江戸後期には団扇に浮世絵を貼り付ける団扇絵が流行した。伊場屋は堀江町一丁目に仙三郎店(団扇堂、団仙堂)、二丁目に久兵衛店(錦政堂)が存在したが、歌川国芳、歌川豊国、歌川広重など歌川派の絵師を起用し、また一般的な一枚摺の浮世絵も多く手懸けた。 安政2年(1855年)の安政江戸地震では後継者が犠牲となった〔東京商工会議所中央支部「老舗企業の生きる知恵~時代を超える強さの源泉~ 」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊場仙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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