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伊東由樹 : ミニ英和和英辞書
伊東由樹[いとう ゆき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひがし]
 【名詞】 1. east 
: [よし]
 【名詞】 1. reason 2. significance 3. cause 

伊東由樹 : ウィキペディア日本語版
伊東由樹[いとう ゆき]
伊東由樹(いとう ゆき)は日本のプロ釣り師。静岡県浜松市在住。フィッシングアウトドアのブランドメガバス代表取締役。一般社団法人 日本釣用品工業会(JAFTMA)の理事を務めた。
米国カリフォルニア州Megabass of AmericaのCEO。
プロアングラーとして、TVや雑誌、DVD等の活動に加えて、クリエイターとしての評価も高い。釣り師、デザイナーエンジニア、ボートドライバー、アーティストアウトドアプレーヤー、経営者など、様々な顔で国内外のメディアに取り上げられている希有な存在。遠州新和竿工房「一風竿」の竿師としても活動し、日本の伝統的な在来種などの釣りを独自の切り口で紹介〔Webコンテンツ「Slow Game」 〕するなど、釣種も多様。
2013年、静岡県浜松市より、浜松市親善大使「やらまいか大使」に委嘱される。
音楽作曲、親子釣り教室、環境保全事業、日本在来種の放流事業等も参画する、異色のカリスマ釣り師。
== 略歴 ==
浜松市出身。幼少期は遠州灘を臨む浜名湖・弁天島の釣り宿に育つ。漁師町の家業ということもあり、幼い頃から、漁師や釣り師達から漁獲の英才教育を受けて育った。小学生の時にルアーフィッシングと出会い、カツオ、マダカ(シーバス)、バスナマズ雷魚などを釣っていた。当時は外国製ルアーが高価だった事から、ルアーを自作して釣る少年だった。ロッドの自作やリールのチューニングもするなど、この頃から既に、現在のメガバスファクトリーの原型となる釣り工房の様を呈していた。
作詞作曲、バンドなどの音楽活動もしており、単身上京し、東証一部上場企業の研究開発部門に勤務しながら、音楽活動とルアービルディングを行っていたが、音楽活動と釣りに専念するため退社。その後バンドが解散したため、一時的に家業の釣りで生計を立てていく事を考え、釣り竿製作に取り掛かることになった。
1986年、東京品川区大井町にメガバス&ワークスを設立し、ルアーロッドのARMSの製作を行う。1987年にはV-FLAT、Z-CRANKなどのルアー製作を始め、関東の様々なフィールドで釣りをし、実際に釣果を見せながら現地で販売する営業活動を行っていた。
その後、浜松に拠点を移し、中部・関西エリアに進出。遠州灘の釣漁船船長や、琵琶湖北湖の釣りガイド等〔メガバスの赤本4 〜THE LEGEND of X〜(2009年12月26日 枻出版社)〕を行いながらルアー(ソルトウォータールアー:マリンギャング、バスルアー:マジカルZ、BAIT-Xなど)を制作。工房の一階では、直販もしていた。一部の釣り人達からは絶大な支持を得ていたが、自身が気に入った釣り人からのオーダーしか受けないなど、生活は厳しかった。
1989年に有限会社、1990年に株式会社へと組織改変し、1992年に鉄工団地の工場へと移転する。他メーカーのルアーデザイン、テスト、OEM(生産)の依頼も請け負う経営形態となった。伊東の想いと同調するアングラーやメーカーの製品だけを請け負うという、徹底したこだわりぶりだった。この時期、他社ブランド〔TIFA DEEPSHOTシリーズ、ZEAL、SPORTS SAURUS、WATER LAND、FORESTなど〕からも数々の名作を生み出しているが、徹夜の生産業務、数社に及ぶフィールドテストをしながら営業活動もするなど、過酷な生活を送る。増加する管理業務や釣り業界の保守的な風習にも慣れないなど、精神的・肉体的にも苦しい時期が続いた。〔タックルボックス No.192〕
一方で、漁獲量にこだわった独特な漁師スタイルのフィッシングテクニックが各メディアから注目され、アングラーとしての出演オファーが増加。
その後は遺伝性の病気で手が動かなくなったが、再起をかけてリハビリ中に作ったDEEP-X200、Live-X LEVIATHANなどがヒットしメガバスのブームが起こることになった。90年代はアメリカでの活動も本格化し、1996年、日本とマサチューセッツ州のMegabass USAを拠点に開発してきたロッド(デストロイヤー)や、数々のルアー(POPX等)を発表。ルアーフィッシングムーブメントの牽引役として注目を浴びることになった。
BASS WORLD誌連載企画「同船者には絶対負けん」などでは、米国のトーナメントプロやプロガイドと現地で釣り対決(マッチプレー)を展開「12戦11勝1引き分け」。西海岸(カリフォルニア)、東海岸(ノースキャロライナ)をはじめ、様々な州を行脚。現地では、トーナメントプロ達のサポートも行っている。REDMAN(ディーン・スターキー優勝)、CENTRAL PRO/AM(ランディ・ブロウカット上位入賞)、ダニー・コレア(B.A.S.S.上位入賞)の他、のちにB.A.S.S.のトッププロとなったアーロン・マーテンス(B.A.S.S.エリートシリーズ優勝)も、米滞在時代にサポートしていた西海岸出身のアングラーで、伊東の釣りに影響を受けた一人。
ヤマハ発動機の契約プロとして活動していた時期もあり、テレビ東京YAMAHA ON and OFF」や同社の広告等に出演した。コラボレーションルアー「MEGABASS YAMAHA」や、伊東とコラボレーションしたボートなどが空前のヒットとなった。 ボートドライバーとしての評価も高く、SKEETERボートと契約していた時期もあったが、遠州灘出身の高いドライビングスキルと、荒れたラフウォーターに立ち向かう強いメンタリティが注目を浴び〔X-BITESステージ1〕、GAMBLERボート社のジャパンディストリビューター(HEMSインターナショナル社)からオファーを受けて、GAMBLERボートパイロットとして契約。琵琶湖北湖を中心に活躍した。X-BITESステージ1、ステージ2(VHS)に衝撃を受けたファンは多い。
CG(カーグラフィック)別冊BASSING BOAT GRAPHIC(1998年4月 二玄社)に、伊東の走行インプレッションが取材掲載されている。他、様々な媒体で操船が紹介されており、スピードガン測定による最速企画では、伊東のドライビングによるGAMBLERボートとセッティングが、それまでの最速記録を破って新記録を樹立。ヤマハV-MAXエンジンのプロモーターとして活躍した。
一方で、一般のアングラーによるスピードボートの安全性について憂慮するコメントもしていた伊東は、その後のメディア活動では、岸釣りや、小型エンジン、電動のエレクトリックモーターの釣りを中心に紹介している。ROD & REEL誌が企画したビデオ作品、岸釣りリバーバス最強攻略〔岸釣りリバーバス最強攻略 (2001年10月、地球丸) 〕をはじめ、全国のリザーバーや、小規模フィールドにおける釣行作品にも出演。現在では、大規模フィールドや海外ロケ等に限り、バスボートによる取材が限定的に行われている。
ヤマハ発動機との取り組みでは、UF25やSRVなどソルトウォーターボートのドライバーとして海でも活躍し、ヤマハボートカレンダーの撮影にも関与。ヤマハマリーナで開催された海のルアーフィッシング教室の講師も務めた。
船舶のほか、ITOエンジニアリング社では、カーボンファイバーを使ったレーシングパーツ(サーキット走行車両用)も開発・生産。サーキットでの活動を通じて、フィッシング事業(TD-ITOなどチューニングリール、カーボンボート、デストロイヤーロッドシリーズ)や他事業(カーボンカヌー、レーシングカー・ディフューザー)にフィードバックしている。 2010年、船舶や車等のアグレッシブな活動とセンスについてトヨタが注目し、トヨタFJクルーザーの国内導入時、FJクルーザーのカスタマイジングとメディアプロモーションを伊東に依頼。フィッシングバージョンのFJクルーザーをプロデュースしている。メディア、イベント、ディーラーで紹介され、2012年、国際フィッシングショーにも展示され話題を呼んだ。
近年のアングラーとしての活動は、BASS WORLD誌やLURE MAGAZINE誌、ROD & REEL誌、BS釣りビジョン(MEGACOMPLEX、ギアステーションなど)、雑誌、TV、DVD等のメディアに出演。「鬼手仏心」を座右の銘とし、釣果至上主義的な露出が多いが、釣りの旅から感じ入った心情やメッセージを込めた叙情的な出演作品も見られる。
独特な歌唱法と数奇的な音階構成が特徴的な音楽スタイル(プログレッシブロック)に注目するファンも多い。伊東の楽曲「I LOST THE WILDS」は、国際的に有名なフランスドキュメンタリー映画監督で冒険家のジェローム・デラフォスが絶賛している。伊東ゆかりの地、浜名湖弁天島を訪れて伊東を撮影するなど、各分野のアーティスト、俳優からも様々な媒体で紹介されている。写真家の山岸伸の個展〔山岸伸「瞬間の顔 Vol.1」 〕でも伊東が紹介されている。
村田基主演「パフォーマンスバッシング」をはじめ、様々なDVD、TV等でも伊東の楽曲が採用されている。近年の主な代表作として、Megacomplex(BS放送)のオープニングテーマソングで伊東が歌う「SHADOW」、X-BITES(DVD)のエンディングソング「RIVER」等が挙げられる。
2009年、東京海洋大学(旧・国立東京水産大)で講演。講師を務めている。大学講座としては稀に見る多数の受講者数を集めている。 2009年、イタリア・ミラノで開催された世界デザイン博覧会・ミラノサローネでは、トリエンナーレ博物館に、伊東由樹デザインのバスロッド「ARMS」とバスルアー「XPOD」が、世界で初めてバスフィッシングの道具として展示された。
2010年から、アメリカンルアーブランドのHEDDON、ARBOGAST、COTTON CORDEL、REBELの日本国内向けに限定した製造とカラーデザイニングなどを、浜松市のメガバス・カロッツェリア内で手がけている。
2011年、浜松市制100周年の浜松市PRブックHAMA流 特集「イケメンスペシャリストに迫る!」に、元レーサーでタイラレーシング代表の平忠彦らと共に、浜松市を代表するスペシャリストとして掲載されている。
2012年、米国フロリダ州オーランドにて開催されたICASTショーでは、日本のメディア(LURE MAGAZINE誌)の他、米国最大のプロトーナメント団体B.A.S.S.や、欧州のアウトドア用品ディーラー誌TACKLE RETAILER誌等からのインタビュー取材に応じている。その内容が同誌に掲載されている。ICASTでは他に、現地WEBメディアなど、多数の媒体で紹介されている。
世界の釣り具デザインに多大な影響を及ぼしているクリエイターとしての活動や作品は、各国から注目されており、アメリカイギリスフランスイタリアドイツロシア中国韓国シンガポールオーストラリア、南米等でも紹介されている。伊東がデザインした作品は、公益財団法人日本デザイン振興会、ジャパングッドデザインアワードにおいても、通算17度にも及ぶアワード受賞をしている。
2013年、静岡県浜松市より、浜松市の魅力をアピールする浜松市親善大使「やらまいか大使」として、東急百貨店社長の二橋千裕、声楽家の本多厚美、長唄三味線演奏家の杵屋邦寿と共に、伊東が任命された。伊東への大使委嘱式は浜松市長室で行われ、その模様が中日新聞静岡新聞に掲載されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「伊東由樹」の詳細全文を読む




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