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伊美別宮社(いみべつぐうしゃ)は、大分県国東市国見町伊美に鎮座する神社。 == 概要 == 社伝では、仁和2年(886年)、当時の領主片見貞信の命により、石清水八幡宮の分霊を奉持して創建されたとされる。その際、京都から分霊を持ち帰る途中の船が、嵐に遭って山口県熊毛郡上関町の祝島に漂着し(風待ちのために立ち寄ったとの説もある)、島人から厚いもてなしを受けた返礼に、五穀の種等を贈り、島の生活が豊かになったと伝えられている。 今でも、「お種戻し」と称して、毎年、祝島からの参拝が行われている。また、4年に1度、祝島で伊美別宮社の神体を迎えて大祭が開かれており、この神事は、山口県では「神舞」として無形民俗文化財に、大分県では「別宮社神舞行事」として選択無形民俗文化財にそれぞれ指定されている〔祝島「神舞」4年ぶり奉納へ 中国新聞、2012年8月16日〕〔4年に1度の海上絵巻 御座船が伊美港出発 大分合同新聞、2012年8月17日〕〔特集:上関・祝島の伝統神事「神舞」 家族の再会と祭りの喜び、あふれる 4年に1度、島に活気 /山口 毎日新聞、2012年8月25日〕。 また、10月15日の例大祭には、毎年、流鏑馬が行われる。文献によると平安時代には競馬が行われていたが、その後、流鏑馬に変化したと考えられ、宝永2年(1705年)には流鏑馬神事が恒例の行事となっていたとの記録がある。流鏑馬とその前日に舞われる神楽は、「別宮社流鏑馬」及び「別宮社神楽」として、それぞれ大分県の選択無形民俗文化財に指定されている〔人馬一体、雨中の妙技 国見町で流鏑馬 大分合同新聞、2011年10月16日〕〔別宮社流鏑馬 国東市〕〔別宮社流鏑馬 国東市〕 境内には、国東半島最大で、2番目に古いとされる国東塔があり、大分県の有形文化財に指定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊美別宮社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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